サスペンスには間違いないのですが、殺人事件が主体ではないので、
ヒッチコック映画の中では少し物足りなさを感じるかもしれない。
それでも、崖っぷちでのカーアクションシーンやバスの中、それに
登場人物の全てが何となく怪しげなとろこなどはヒッチコックの
お馴染みのパターンでありました。
自分のお株を奪われたジョン・ロヴィー(グラント)が最後に
真犯人を見つけるまでのやり取りは、エレガントなフランシス
(ケリー)との恋愛、風光明媚なリヴィエラ海岸などがとても
素敵だ。後のモナコ王妃となるグレース・ケリーにとっては
この映画の役が妙にハマっているところが不思議だ。
ハリウッド衣装デザイナーの第一人者でもあるイーディス・ヘッドが
今作でも色とりどりの素晴らしいドレスなど作り上げている。
特典映像はヒッチコックファンには貴重な映像も多数あって必見だ。
それにしても、グラント51歳、ケリー26歳という年齢差25歳はほとんど
父娘ぐらいの差があるが、この2人のキスシーンを見ていると年齢差を
全く感じない。
さあ、真犯人が一体誰なのか? お楽しみに!

南仏リヴィエラを舞台に繰り広げられるミステリーロマンスの傑作