「ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】 [DVD]」のカスタマーレビュー
どれほど世界は悪意に満ちているのか
始まって10分で、本当に引き込まれてしまう。
不倫からいじめ、チンピラ・ごろつき・ヤクザとの付き合いとかいう、
一般的なレベルの話も盛りだくさんだけど、もっとも善良な弱者と
見えていた人間が、実は秘密組織・裏社会・特殊団体などの、会員
やエージェントだったりする。
何も信じられなくなるくらい、恐ろしいような人間の秘密が解き明か
されてゆく。
自分もずいぶんと影響されていたのがわかる。
妄想癖なんかはほとんどこの作品の影響かもしれない。どんなに自然で
愛嬌のある微笑にも、想像もできない非常なたくらみが秘められてい
るような気がして来る。
そして、一生忘れられない、トラウマになるようなシーンも数多くある。
ローラ・パーマーの家の階段なんかは、10年暮らした家の記憶のように
頭に焼き付いて離れない。
吟じます。
10人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
吟じます。♪ローラが寝静まってる隙にぃ〜ぃ〜ぃ〜♪こっそり窓から侵入して夜這いしようとズボン下ろしてたらぁ〜ぁ〜ぁ〜♪ローラに『パパ、今夜はゴム付けてね』と言われるぅ〜♪あると思います。狂気じみた甘美な世界観を追い求める方、『カートに入れる』ボタンを連打して…連打する必要ありません。1度押して代金をしっかり払うだけで、ツインピークスという小さな町の美しく狂った日常を覗き見できます。ブラックコーヒーとドーナッツを用意して見る…という近視眼的で短絡的な見方は数回やれば飽きるでしょう。ストーリーの意味を読み解く事に執着せず、『このような人間性と行動パターンを形成する生活環境とは?』という考えに執着しているこの頃(笑)。端的に言えば、何事にも執着して感受性の強い人がハマりやすいドラマです。そういう人は『ツインピークス』の世界から逃れる事は不可能でしょう。つまり、私もキラー・ボブに心を弄ばれ逃れられないのです。片腕の男マイクは自らの腕を切り落とす事によって、かつての堕落した自分と決別したようですが…私にはそんな覚悟はないし出来ません。って事は?今後もツインピークスにドップリって事っす(笑)。狂ってる人は見て良し。常識人は…
ずっと浸かっていたい世界
4人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リンチワールド全開。最近のスピード感あるドラマと違い、舞台となる田舎町のゆるーい時間感覚や人々の素朴さやユーモアの裏に潜む複雑怪奇な事柄の数々。チベット死者の書やフリーメースンなどが暗示されてるらしいのですが、今でも見るとこの世界から抜けられなくなる中毒性のあるドラマです。
商品の本質のみのレビューです
27人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
価格が高すぎるだとか、1STを買ったファンの立場が無いとか、パッケージのデザインや細部がショボ過ぎるとか、色々と言われていますが、あえて『ツイン・ピークス』と言う作品のDVDディスク内容に於いての評価をさせて頂きます。
ディスク9枚に渡る本編は、全編にリマスターがなされており、とても20年近く前の作品とは思えないほど綺麗に蘇っています。さらに名物『丸太おばさん』の冒頭コメントもON/OFFが可能で(しかしこの映像だけは未リマスターなのでやけに雑です)とても親切な作りです。
ただ、『前回のあらすじ』が無い事は少し残念でした、実際、様々なエピソードが複雑に交差する物語ですので、私としては『丸太おばさん』と併せて『前回のあらすじ』も重要に感じました。もう一つ、各エピソードにはそれぞれ細かいチャプターが付いているのですが、メニュー画面からはエピソードタイトルしかセレクトできず詳細なチャプターメニューはありません、また数エピソードに至っては、タイトルロールを飛ばそうとするといきなり10分後辺りに飛んでしまう事もあり、私は毎回タイトルロールをリモコンで早送りしていました。これは本当に不便でした。
物語に関しては申し分ありません、シーズン1は問答無用のサスペンスドラマの傑作で、奇妙なキャラクターと心地よいヒーリングのような音楽を楽しませてくれながら、衝撃のラストを迎えます。シーズン2も序盤はテンポ良くローラパーマー殺害事件を描き、そしてエピソード16にて、ローラ事件はこれまた衝撃のラストを迎えます。ここまでは、ほとんどの方が文句なしに楽しめる最高のストーリーでは無いかと思います。
エピソード17以降は、未解決の事件の伏線回収やツインピークスの住人達の新たな一面を見ることが出来ます、ただストーリー展開が割りとゆったりし始め、ローラ事件の様な軸となる物語も上手く定められず、ドラマの感じがガラッっと変わってしまう為、序盤のサスペンスを期待している人には少々面食らう事もあるかと思います、私はローラ事件の緊張感が解れて愛着のあるキャラクター達が普段の生活を取り戻しつつある、そんなスピンオフの様な『ツインピークス』を微笑ましく見ていました。ここが評価の別れ所だと思います。
ただ、ジェームスの不倫話は要らなかったかな??
そしてエピソード終盤に、『ウインダム・アール』と言う新しい敵が現れるのですが、このキャラの描き方が、わりと良くあるタイプの猟奇殺人犯的で面白くありません。ローラ事件の時のようなハラハラやドキドキがあまり感じられず、チェスの駒を使った殺人予告も今ひとつ効果的ではありません。
この辺の製作サイドの葛藤は特典ディスクで一部語られています。
しかし、物語はディビッドリンチが製作に復帰したラスト3話で大きく輝きを取り戻します、小出しに情報を投げかけていた、『ブラックロッジ』と『ホワイトロッジ』がいきなり存在感を増します。特にリンチが監督した最終話は、身の毛もよだつ演出でローラ事件の時の興奮を取り戻してくれるのです。
このドラマをみて、TVという商業媒体で作家性を維持する事の難しさを素人ながらに感じました、それは最期の10枚目の特典ディスクのメイキングとインタビュー集でスタッフやキャストが悔しそうに語っているのを見て痛いほど良く分かりました。
特典ディスクでリンチとクーパー捜査官、そしてシェリーがチェリーパイを囲んで笑いながら当時の思い出を十数年ぶりに語り合っている映像を見ていると、シーズン3が実現しなかった悔しさがとてもよく伝わってきて、思わずこちらもグッと来てしまいました。
☆はディスクのチャプター関連・あらすじ未収録・メニューが全て英語(特に特典ディスク!)といった部分が不親切な為マイナスです、しかし作品の内容は申し分ありません。
当時のファンならずとも、新しい世界観を楽しみたい方には必携のBOXです。
忘れていたものがよみがえった
5人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リアルタイムでは中学生の時に見ていました。当時はTBS系列の放送をVHSに録画して、テープが擦り切れるまで見ていました。それ以来しばらくツインピークスのことは忘れていましたが
このゴールドボックスのことを知って飛びつくように購入しました。ローラ殺害事件を解決するまでで物語は終わりかと当時は思っていましたが、それ以降ブラックロッジの謎、ボブはどこから来たのか、につながっていくのがまた別のおもしろさにつながっていきます。たしかに
一般的に言われるように後半は登場人物の増加等もあって物語が散漫になった印象がありますが、言われるほどつまらなくはないと思います。あの頃熱狂した人は絶対に買いですよ。