ワイルド・ランナーシリーズ第3弾。
高速機動警察のトムとゼミルのコンビが、武器密売団の摘発を進める中で逆に罠に嵌められ殺人罪で逮捕されてしまうというお話です。
日本で発売されたのは無印を「1」とすると、当然「1」「2」「3」の順番ですが、制作年で見ると古い方から「3」「2」「1」の順番になります。
私は販売するにあたっても基本的には制作年を尊重するべきだと考えていますが、本シリーズにおいてはアルバトロスの販売戦略は「正解」です。
それというのも本作を最初にもってきた場合、あまりに主人公2人の印象が薄いという致命的な欠点があり、それ以降の作品に対して購買意欲を繋ぎ止められないと思うからです。
特にアンドレアといちゃついていれば何となく間が持つゼミルとは違い、トムは悲惨の一言です。(どちらにしてもメインの2人より脇の窃盗犯の方が印象に残るというのは明らかに失敗ですが…)
ハリウッドを全肯定するわけではありませんが、少なくとも彼らなら(日本でも)このようなキャラクター作りはしないでしょう。ド派手な爆発や全く当たらない銃撃戦、肝心なところで間が抜けている悪役などを無視して主役だけリアルに特徴のない警官ではこちらが困ってしまいます。
というわけで、単体としては3作品の中でも満足度は最低ですが、「1」での会話の伏線になっているエピソードもありますのでファンの人はおさえておきたい作品です。

単体では厳しい