冒頭曲、柔らかい、でもちょっとハスキーさを含んだ声が流れ出した。
こんな歌い方をするジャズヴォーカリストもいるんだ!と驚いた。
ラストのこれまた有名な 「THE ROSE」 まで、鈴木重子ワールドに浸かったまま時間が過ぎた。
編曲も、彼女の歌声に合わせたように刺激の無いものであり、聴いて気持ちの良いアルバムだ。
5曲目に、映画 「タイタニック」 のテーマ曲が入っている。
私は、映画が一大ブームになった時、この歌が嫌いだった。
セリーヌ・ディオンは大歌手で声量があるが、あの高いキツイ声は苦手。
ところが、鈴木重子ワールドで聴くと正反対。
しっとりと聴かせる歌に変化している。
セリーヌ・ディオン版では 「この愛は一生消えないわ!あなたが最高のひとよ!」 と声高々に歌っているが、鈴木重子版では、「あなたの思い出を一生胸の中に大事にしまっています。これからの私を支えてくださいね・・・」 と語りかけるようだ。
どちらの歌い方が好きかは人それぞれだろうが、私は鈴木重子版。
お陰で、この曲が好きになったのだから。
「THE ROSE」が終わり、しばらくすると、曲名には載っていない「ふるさと」が流れる。

鈴木重子ワールド
素敵な場所に座る心地