女性上位時代

pizzicato five
コロムビアミュージックエンタテインメント [CD]
(2006-03-31)
EAN:4988001993063
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「女性上位時代」のカスタマーレビュー

Best of 1991
5人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
やはり「ヘッド博士の世界塔」との比較論になりがちである。しかしこのアルバムがそれと大きく違うのは、現実から完全に目をそらしているところだ。言うなれば、優れたオタクっぽさ、優れた時代錯誤性。ロックの復権叫ばれる90年代頭だからこそ、欧州のポップスと妥協しない職人芸は光る。

どちらも無数のサンプリング音源から成立しているが、「ヘッド〜」に比べればこちらはかなり整然としている。音という音が絶妙に絡み合い、別な世界が出来上がっている。決して傷付かない、オシャレな虚構の世界。それは決して同時代的だとは言えないが、非常に魅力的である。しかし我々はその全貌を把握することが不可能で、表層を旅することしかできない。これはどこか雑然とした「ヘッド〜」にはなかった感覚である。そしてこの点において、本作の方がより優れたアルバムだと言うことができると思う。

一歩間違えばすべてが無意味になってしまいそうな、そんな絶妙なバランスのもとにある。オシャレとはそんなものだろうか。とりあえず全体像を把握しようとして聴くのではなく、流れてくる音を受けとめるべきアルバムである。
最高傑作!
7人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ピチカート・ファイヴが解散する前は、もう大好きで、毎日毎日聴いて、

それこそ3度の食事と同じくらい、
ピチカートファイヴの音楽を聴くことは私の中で日常になっていました。

そのなかでも特にこの作品が一番好きで、
8年もの間、クルマのCDケースから出していないCDはこれだけです。

こんなにキュートでポップでオシャレなCDは他にないと思います。
快進撃の第1歩。
13人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ソニーでの不遇な扱いを経て、日本コロムビアに移籍する際の
小西康陽の条件は「多作」。ここから怒濤の快進撃が始まる。
とはいえ、この時点で誰がオリコントップ10入りとか
海外ツアーなどを想定できただろう。

ツアーコーラスだった野宮真貴をメインボーカルに据えて
1枚のTVドラマサントラ、3枚のEP、そしてこのアルバム

をもって「女性上位時代 5×5 countdown to ecstacy」
シリーズと題されており、つまりは、ポール・ウェラーなどの
UK勢のヴァージョン量産スタイルを強烈に意識していた。
折しもクラブミュージックとリミックスのブーム。
驚いたことに、当時の日本ではそんなことを知っていたのは
ごく一部の人たちだった。それを、洋楽の模倣ではなく

洋楽すら軽く超えたアイデアで音楽を作っていた当時の
ピチカート、その瞬間風速の凄さがこのCDにはつまっている。

たぶん、このCDの「ある種の凄さ」を超えた日本の音楽は、
まだない。

海外での評価も相当高いバンドです
18人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いやはやすんごいバンドだ。聴いてると、ヨーロッパのポップスやボサノバ/ジャズ/ラテン/などをなんなくばつぐんのバランス感覚でブレンドしてる。

歌詞の鋭さもすばらしい。海外の音楽雑誌を読んでみたら、このバンドがかなり高く評価されているのに驚いた。それもそのはず聴いてみたらかなりぶっ飛んだ。

アシッドジャズなんかも見事に消化/ヒップホップなどのリズムも見事に消化。余裕で曲を展開する。音楽的な引き出しの多さにびびる。
10点中10点。フレンチポップスをかなり研究なされておられるようで、しゃれたサウンドがまぶしい。

残念ながら解散したらしく、誠に残念であります。日本はやはり絶対におかしい。こういうひとたちがチャートのトップにならなきゃおかしい。ポップクリエイターたちの鋭いアルバム。おたくなにおいを感じます。

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