「3121」のカスタマーレビュー
普遍と前衛のセックス。
3人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
畏怖の念をも禁じ得ないほどに、完璧な作品である。
無論、所謂「プリンス像」というものが有ってのことではあるが。
時代の音と呼ばれるようなサウンドを軽々しく鳴らしておきながら、
一方で閉鎖的に固く護られてきたようなオリジナルのサウンド、
今まで何にも汚されてこなかったような純真無垢な自分の音を鳴らしている。
文句無しに情熱を感じさせられる作品である。
普遍と前衛がセックスしている様を目の当たりにしておきながら、
彼自身が単なるマスターベーションで終わらせなかったことが何より素晴らしい。
あくまで楽観ではない肯定的な生命力に満ちている。
音楽家として、素晴らしい作品である。
ただの偶然なのか誰か教えてほしい
The Dance という曲、高橋幸宏さんの「音楽殺人」の収録曲NUMBERS FROM A CALCULATED CONVERSATION に似ています。どうしてでしょうか。でも、一番好きな曲です。
『3121』は住所らしい
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2006年リリース。Produced, arranged, composed and per4med by Prince.Recorded at Paisley Park and 3121。
この『3121』というのはどうもハリウッドのプリンスの自宅の住所らしい。 ファースト・シングル『Te Amo Corazon』のデジタル配信日(12月13日)を逆さにした数字にし、セカンド・シングル『Black Sweat』を3分12秒にし、正式なアルバムリリース日を3月21日(3/21)にするという徹底ぶり。あわせてサイトも新設。昔から『2』とか『4』とか数字へのこだわりはもの凄いモノがあるプリンスらしさ満載の取り組みである。
そしてこのアルバムは、ビルボード・アルバム・チャートとR&B/Hip-Hopチャートで初登場1位を獲得。プリンスが1位を獲得したのは、R&B/Hip-Hopチャートでは1991年の「Diamonds & Pearls」以来15年ぶり。Billboard 200では1989年の「Batman」以来17年ぶりで、「Around the World in a Day」「Purple Rain」を含め4枚目の全米ミリオン・ヒットとなった。縁起を担いだ甲斐があったのかもしれない。
作品に参加しているのはいずれも過去にプリンス・サウンドを支えてきた面々ばかり。そして思うのはプリンスだけでなく支えてきた面々も年齢を重ね、年輪を感じる音をやるようになった、ということだ。ただ、Tamarのシングルとしてもリリースされる『Beautiful, Loved And Blessed』でのデュエットだけは他の曲と違ってどこか新鮮だった。
傑作だがきっとプリンスにとってはこのくらいの作品は『軽い』のだろう。
気に入りました!
6人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
プリンスを真面目に聞いたのは80年代以来の何と約20年ぶり!
久しぶりに聞いたこのアルバムは、プリンスの持つ独特のリズム、メロディとパワーが発揮されており、全くおじさんくさくなっていないのに驚きました。
シングルカットされたTe Amo Corazonは洒落た大人の名曲ですが、個人的には終盤の5曲(Fury、The Word、Beautiful, Loved and Blessed、The Dance、Get on the Boat)がバラエティに富んだ名曲揃いで気に入りました。
あの頃のプリンスが戻ってきた。
16人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
若い頃家内と夢中になって聴いていたプリンスが戻ってきた。嬉しくなり涙が出てきた。熱いファンクで涙するなんて思ってもみなかった。
LOVESEXY以降のプリンスは、不屈の傑作ハイパーファンクアルバム GOLD EXPERINCE以外は期待はずれの迷作ばかりだった。焦点が定まらず玉石混合で、全盛期のように最上の物語を語る事はできなくなっていた。子供が生まれ父親としての責任が生まれいつの間にかおじさんになっていた。青春時代に夢中だったものは殆どがセピア色の懐メロに退職した。プリンスも例外でないはずだった。それが間違いだと3121で
気がついた。プリンスは本当に戻ってきた。それだけで涙が出てきた。