「スティング [DVD]」のカスタマーレビュー
いやあ、まいった。
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「いい映画知らない?」って聞かれたらまずこれをあげるでしょうな。詐欺師とペテン師がマフィアの大親分を騙くらかしちゃおうって話なんだけど、こんな内容の映画ハリウッドにはたくさんあるよね。A級からB級映画までどんだけあるか分からないけど、まあ楽しいのなんのって。トランプ勝負でポールニューマンのカードをすり替えるあのシーン、あれは映画史上に残る名場面でしょう。私は生涯この映画を忘れないでしょうね。笑いありズッコケありで、最後はホント幸せな気持ちにさせてくれる映画でした。そこのあなた!絶対観なさい!この映画観てないなんて、人生の3分の1をつまらなくしてるよ。
おっされーなのだ
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いやぁ、初めてみたのが、今から20年くらい前なんだけれども、気持ちよ〜く騙されました。ラグタイトピアノのBGMも鮮やかに、つなぎ姿が妙にかわいいポール・ニューマンとレッドフォードが画面いっぱいに暴れまくります。これを邦画でやると、ただの博打打ちの話になってしまうんだろうけれど、1930年代のシカゴのイカサマ師たちは、とにかく、おっしゃれ〜なのだ。
粋でいなせな、誇り高き詐欺師たち
6人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「明日に向かって撃て!」でもコンビを組んだポール・ニューマン
とロバート・レッドフォードが、シカゴのギャングに仕掛けた、文字
通り命を賭けた一世一代の詐欺。金や名誉よりも、誇りと出し抜くこ
とに意義を見出した男達の生き様を描いた、ジョージ・ロイ・ヒルの
大傑作。
全編に塀の上を歩くような緊張感がみなぎる。張り巡らされた伏線
が徐々に顔を現し紡がれていき、列車でのポーカー賭博を嚆矢として
最後はFBIまで巻き込み煙に巻いて、最後に待っている大どんでん
返し。
一気に溜飲を下げた後の静かなラストの余韻。粋で洒落すぎている
。ストーリー展開のあまりの見事さは、「MASTERキートン」や「銀
と金」に大きな影響を与えているように思う。
30年代のアメリカの雰囲気が濃厚に漂ってくるようなラグタイム・
ミュージック。明石家さんまが憧れて自宅に備え付けたという浴槽等
の小道具に至るまで、古き良き当時のアメリカを忠実に再現している。
コンパクトにまとまっていながら、とても手の込んだ職人芸。何度
見ても発見がある。あまりの完成度の高さにフォロワーを生むことが
なかったことに、マンガ界における谷岡ヤスジと同様の偉大さを見る。
本作が発表された1973年は「ペーパー・ムーン」が上映された年で
もある。日本全国がオイルショックに揺れた時、アメリカ映画界は素
晴らしい詐欺師映画を作った。
弁護士不要の完全犯罪。
93人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一応、弁護士をしてます。最近のテーマは、犯罪被害者支援です。
犯罪のあるところに必ず〜一部の麻薬の自己使用のように自己が被害者である犯罪もありますが〜「被害者」がいます。
その被害者の救済のために警察や検察が活動し、その活動のチェックのために弁護人がつき、「被害者」のマスコミその他の人権侵害のために弁護士が付きます。
そういう現場にいる人間としては、この壮大な「犯罪」で「被害者」入るのか、逆に言うとこの物語は、「詐欺罪」でくくられるけど、本当に犯罪なのか・・・・?根本から考えさせてくれますね。
詐欺という犯罪は、騙した側が騙された人間に騙されたとは思わせないところが重要です。私が現実に担当した事件で「豊田商事」事件というのもありますが、「被害者」は、末端の詐欺の共犯のセールスマンに対しては何の憎悪も持っていないのです。この辺は、マニュアル化されていましたが。
それとは別にこのお話が、本当は悪いことをしてる奴らなのに、いい奴だと思わせるところが凄いですね。
これ以上、書くとネタバレになるので、書きませんが、終わったと思ってすぐにトイレに行かないように。
完全にDVDが止まるまでは何があるかわかりません。
音楽も最高です。
粋で、洒落てて、面白い!
29人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
殺された同志の仇を討つために、イカサマ師たちが集まる物語ですが、これがなんといっても面白い!みんなちょっと年季の入ったおじさんなのに、まるでいたずらっ子のように目を輝かせて大いなるイカサマ計画を進めていく様子は、本当にワクワクします。大きな計画の前に、チラッ、チラッと小さなイカサマを何度も見せてくれる当たりも、楽しいです。イカサマ計画を進めていくプロセスを一緒になって見ている「共犯者」であるはずの観客も、いつの間にか騙される側になって彼らの手口に驚くことしかりでした。こういうからくりのある映画は、一度見てしまえば次から見ても面白さが半減してしまったりするのですが、この『スティング』だけは別格!何度見ても新たな伏線を見つけてしまったり、作品の魅力にうっとりしたり、ますます「面白い」と感じられる傑作なのです。
全編に流れるラグタイムのBGMも、劇中のファッションも、仕事師同士たちの合図も、何もかもが一言でいえば「洒落て」います。彼らの粋な仕事っぷり、ぜひぜひご覧下さい!