このCDは、その2つの中からドライブのBGMにも向いている代表的な定番曲をセレクトしたコンピレーションだといえるでしょう。
ボズ・スキャッグスの最高傑作の一つだった3曲目の「ロウダウン」や、10曲目の「99」や2曲目の「ジョージー・ポージー」のように、軽快なサウンドが印象的だったTOTO(ボズのバックミュージシャンだった)の「AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)」が本当に流行りましたね。16曲目のジミー・メッシーナの「シーイング・ユー」のような甘くせつないサウンドが特徴の音楽ジャンルでした。「メロウ」という表現がピッタリのメロディ・ラインを持っていましたね。
AORは基本的にはR&Bやジャズをベースにしているので、アース・ウインド&ファイアーのようなダンス・ミュージックとは共通項でくくられます。リズムを強調し、分かりやすいコード進行の上にオシャレなメロディをのせています。
それにしても1曲目の「セプテンバー」や8曲目の「シャイニング・スター」は懐かしいですね。R&Bを軽快なポップスに変身させたアース・ウインド&ファイアーの代表作ですから。
また、四半世紀前のマイケル・ジャクソンの歌声がステキな「今夜はブギー・ナイト」(ジャクソンズ)を聴いてもらうと、ゴシップで彩られた最近の彼ではない素晴らしい音楽の出発点が見えてきます。
私のように50を超えたロック中年には涙モノの企画でした。

懐かしい1970年代後半の音楽シーンの軽快なサウンドが再び