「国姓爺」こと鄭成功の半生を描くスペクタクル映画。明の重臣と日本女性を両親に持ち、明復興をかけて清に抗戦、1661年にはオランダ統治下にあった台湾を奪還する鄭成功を香港映画界のスター趙文卓が演じる。アクションスターである趙文卓の立ち回りや人民解放軍の協力を得たというエキストラ、軍艦200隻が準備されるなど、エンターテイメント性もなかなか。趙文卓の演技もなかなかである。
当時アジアにヒタヒタと及びつつあった西洋列強の影、それに競合、角逐しつつあるアジアの姿と、我々の想像以上に豊かなアジア地域内での人的、物的交流の存在、これらが如実に描かれていることに何よりも関心をもつ。鄭成功自身、福建を拠点に密貿易商をしていた父と長崎の平戸出身の母との間に生まれた「混血児」であるし、オランダ統治以前以後を問わず、台湾と福建の両岸関係の緊密さが存在したことなどは、この時代をくわしく知らない人にはとても新鮮かも知れない。

鄭成功の半生を描くスペクタクル巨編
やはり日活制作か
迫力が・・・