まず今回はストーリーラインにとても骨があります。いつものあのパターンではありません(笑)。そしてセットもすごい。衣装はともかく、色彩豊な部屋たちが出てきたり、ヴィンセント・プライス演じるプロスペロの衣装がコロコロ変わるのにもファッションショーみたいでおもしろいところがあります。そして出演者が一番多いのもこの映画ですね。別に特に怖いシーンなどはありません。でもストーリーがしっかりしており、非常に見ごたえのある怪奇ものになっています。プロスペローのイヤミで残忍なキャラを見ていると、やっぱり人間誰しもあれくらい弱いもの苛できたら怖いものなくなる!のかな、と思わされてしまいます。このヴィンセント・プライス演じるプロスペローこそが英語で言う"mean","menace"といった感じです。とことん悪人だけど憎めない。そんな演技をいつもしてくれるヴィンセント・プライスが大好きでした。今DVDとなって画像も美しくなって蘇り、ファンとしては喜ばしい限りです。

アンチヒーロー最高。