中学生の甥ふたりに見せた。
ホラー慣れした彼らはてんで馬鹿にして面倒くさそうに見始めた。
古い、ダサい、白黒かよ 散々罵倒しながら見ていた彼らにはヒッチコックについても作品についての薀蓄も必要ではない。
いやいやつきあって見ていた二人が身を起こし、だんだん画面ににじりより、後半に差し掛かると振り向いて「この先、どうなるの?」と聴いた。
最後は正座して息を詰めるように見ていた彼らに、古い、ダサい、白黒かよ、も失せていた。
「すげえ」というため息が彼らの感想だった。
見終わったあと、他の作品はないのかとねだった彼ら。
それだけで、見る前の無礼は許してやる。
「サイコ」サスペンスであってホラーではないということをきちんとわからせてくれる一級品の映画だ。


見てよかったでしょ
今でこそ数多くの小説や映画のテーマの王道だが