1作目が面白かったので、こちらも観ましたが、1作目よりも少々もの足りない感じです。女囚達の逃避行がメインなので、どうしても暗い感じを受けます。梶芽衣子とライバルの関係にある白石加代子の白目をひんむくような演技があまりに凄すぎて、本物の犯罪者にしか見えません。主役の梶はほぼセリフが無いと言っていいほどしゃべらないので、余計にどっちが主役か分からなくなります。
シュールな場面としては、能楽のような歌で、白装束の女囚達のひとりひとりについての犯罪歴が語られるところがあります。また、血のような赤い空の下、白装束で座っている女囚を、漁民と思われる人達が、網をかぶせ動けなくして、船のオールや木の棒で、ボコボコに殴る場面があります。何の脈略もなく意味がわからないのですが、そこは、目が釘付けになりました。
全体の暗い雰囲気のなかで、バスジャックされる前の観光バスの中でのバカ騒ぎぶりが笑えます。小林稔侍たち乗客が、ワイ談を始めて、恥ずかしがるバスガイドのスカートをめくるわお触りしまくるわで、やりたい放題やっています。
最後のシーンは印象的でした。とどめを刺された渡辺文雄の義眼に、梶の笑う場面が重なり、梶が走りだすと、劇中死んだ女囚達が走り寄り包丁をバトンのようにリレーしながら新宿の町を駆け抜けていきます。総勢30人はいるでしょうか。後ろには、建設中の新宿住友ビルをはじめ、ビルが建ち始めた新宿副都心がみえます。ここは非常に躍動感のある良いシーンでした。

全体的に暗いかな
さそり 二作目!