「酔いどれ天使 [DVD]」のカスタマーレビュー
黒澤映画の原点
三船敏郎が初めて出た黒澤映画として 永遠に記憶される一本かと思う。
黒澤映画は 日本が世界に誇る映画である。実際 世界中の誰が見ても面白がるような映画を作ったという点で黒澤は図抜けている。日本映画というと 小津だとか溝口などもあるわけだが それらの映画は 「日本」を踏まえていないと鑑賞できない面は否めない。その点 黒澤の明快な活劇は これは実に分かりやすい。比較できる相手というと スターウォーズくらいしか思いつかないくらいだ。
そんな黒澤が いかに三船に負っていたかにも いまさらながらに驚く。若し三船がいなかったら あそこまでの傑作群を撮ることは出来たのだろうか?僕は疑問だ。三船が出演した最後の作品が「赤ひげ」であるが 「赤ひげ」こそが 黒澤らしい最後の黒澤映画だったと思うからである。
その意味では この三船出演第一作の本作は貴重だ。僕らにとっても貴重だし 何より 黒澤自身にとって。
熱いぜ
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心と心がぶつかり合う熱い!映画ですね。医者とやくざがお互いがお互いを毛嫌いしてるのを始めに、医者の優しくも厳しい言葉が心を開かせていくが、プライドが邪魔をし二人の空回りは続いていく。とても不器用な二人の関係がどう展開していくか、是非見てみてください。
最高です
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「酔いどれ天使」
この作品は私にとってはとても思い入れの深い作品です。最初は暇つぶしにと思って観ていたのですが、時間が経つにつれて自然に画面に集中している自分がいました。そして観おわってみると何ともいえない感動が起こりました。何故これほどまでに私が感動したかというと志村喬さんが演じていた真田がとても格好よかったからだと思います。やくざ相手に一歩も引かない喋り方。口は悪いけど根はすごく優しい所。松永のために新鮮な卵を買う所にその優しさが表れてますよね。とにかくこの作品は最高だと思っています。黒澤作品の中では勿論の事、私が今まで観た映画の中でも恐らくこの作品を越える作品はないと思います。それぐらい好きな作品です。昔の映画は本当にいい作品が多いなとこの映画を観て改めて思いました。
やくざ
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映画とは時代を映す鏡、といわれる。この作品などはその好例だろう。どこを切っても人間、人間、人間の生活臭で溢れた画面は、その当時をリアルタイムで知る世代には郷愁を、今の小奇麗な映画を見なれた若者たちには驚きと、もしかして嫌悪感すら与えるかもしれない。
志村喬演じる医者は、あの赤ひげ先生に似て、ずけずけと物をいい、あいつなんか知らん、といいながら誰よりもそいつを気にしているという、よくあるタイプの人物設定だし、三船演じるやくざも、わかっちゃいるけどやはり運命に抗い難く、その与えられた最期へずるずると流れていく男で、これもよく見るタイプ。
だが黒澤の手にかかるとこれがやはりずしんと見ごたえのある一本に変身するのはなぜだろう。そのなぜを知りたくて我々は黒澤映画をみるのだろう。黒澤さんはやくざが嫌いだったらしいが、この三船はあまりに美しい。こんなやくざとなら一緒に落ちてみたい、と思う女性もいるかもしれない。映画とは意外なものだ。
わが母が若い頃・・・生き抜いてきた時代背景がリアルに見える。
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この作品を観ていると、わが母が若い頃・・・生き抜いてきた時代背景が手に取るようにわかる。「結核」という病気は、怖い病気であり、「卵」というものが、当時いかに贅沢品だったのかがわかる。結核に感染したヤクザ役との三船敏郎さんと、赤ひげ医師役の志村 喬さんの演技が輝いている。