現代社会における快楽追求主義によるひずみを時にダークに、
時にコミカルに描いたストーリー。
文明社会の負の部分を強調しすぎの感もあるが、
これくらい単純明確に描写してこそ批判たりえるとも思う。
制作者の見識の高さが伺えるストーリー。
しかしアニメ的展開が全開なのと、
少々説教臭い所は賛否が分かれるだろうから、
その点は念頭に置いておいた方が良いだろう。
その手の箇所で自分が一番気になった点は、ヒロインの夢見だ。
真面目キャラでも何でもいいが、あまりにもイノセントさを強調した
演出、セリフには少々気恥ずかしさを覚える。
ゲームシステム的には、モンスターが金を落とさない、
戦闘で画面一杯に描かれた敵キャラが少々アニメーションするといった程度で
それ以上の斬新さはあまり無い。オーソドックスなRPGと言えるだろう。
そして戦闘の際の読み込みによって、
少々イライラさせられるのがこのゲーム最大の減点要素かもしれない。
ただ多数参加の声優陣がどれもこれも役に合っていて、
セリフの量もサターンというハードの割にはかなり多めなので、その点は特筆に値する。

無題
最高のRPG