芝を持つ男と、芝を刈る男。
死と隣り合わせで孤独なデヴォンは、立場が正反対の男、トレントと友達になりたがるがもちろんデヴォンの両親はそれを許さない。
誰も知らない中で、孤独だったふたりは「秘密の友達」として、気を許せる相手を見つける。
ラストシーンで彼らは自分達が縛られていた何かから解放されるが、映画のせつなさは気楽な音楽が流れるエンド・クレジットでもまだ続いていく。
デヴォンは気持ちに気付いてくれない両親と生きてきたが、ついに父親に銃を向ける。もちろん殺すわけではないが、殺してもおかしくないような暗い現実が彼女の目の前にはあったのだ。
作品の完成度はそれほど良くないが、サム・ロックウェルの演技と、現実の辛さに心を打ちのめされてしまった。
同じ重いテーマの作品で、最近DVD化されたスペインの内戦の映画『パンズ・ラビリンス』を彷彿とさせた。ちなみに『キャメロット・ガーデンの少女』という平凡な邦題とそのフォントを見て、明るい映画を想像していれば、それは間違いである。

キャメロット・ガーデンの少女
美しい映像。
感動的なラストシーン・・・