「ティアーズ・アンド・リーズンズ/松任谷由実」のカスタマーレビュー
一つ一つの曲の出来映えが粒揃いでどれも完成度が高いですね
8人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
トランペットを主体とした懐かしいバート・バカラック調のアレンジを松任谷正隆が施している「瞳はどしゃ降り」は歌詞に込められた比喩と曲のポップさとが相俟って良い雰囲気を醸し出している優れたナンバーです。
「ミスティ・チャイナ・タウン」も印象に残る曲です。60年代の懐かしい趣が感じられるメロディと哀愁が漂う霧に包まれるチャイナタウンの風情を盛り込んだ歌詞が異国情緒を感じさせる仕上がりとなっています。
7曲目の「冬の終り」は初期のユーミンを思い出させるような懐かしさを持った佳曲です。感受性の高い学生時代にはそのような受け止め方をしたであろう映画のワンシーンのような映像が目の前に浮かんできます。過去を回想しながら感傷的な気分に浸りますが、前向きなエネルギーを得られる所がユーミンの素晴らしさでもありましょう。
マラソン走者への声援のような歌詞ですが、人生への応援歌として捉えている「Carry on」がこのアルバムの愁眉でしょう。もしかしたらJ−POPの女王として日本の音楽シーンの牽引者として先頭を走り続けているユーミン自身を鼓舞する曲なのかもしれません。毎年1枚ずつアルバム制作し、ずっとヒットチャートの1位を取り続けて来たユーミンの心情の吐露として捉えるのはあながち穿った見方とは言えないでしょうね。
強い女性像
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
10曲のうち7曲が失恋。それにもかかわらず誰も恨まず、真っすぐにいるそんなコンセプトを感じました。逗子で最後にうたった『Carryon』は号泣しました。 あなたを待ち続けると言い切らずあなたを待ち続けたいというところがすごいと思います。
ユーミンの最高傑作
7人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
このアルバムがリリースされた92年は音楽業界全体がカラオケ等の普及による商業主義色が強くなる直前の良き時代だったと思います。アルバム全体の統一感、曲順、それぞれの曲のクオリティ、どれをとっても非常に完成度の高いアルバムです。これを購入したのは中学生のときですが、今でも冬になるとこのアルバムを聴きたくなります。
一番好きなアルバムです
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1992年リリースのアルバム。リリース時の宣伝コピーは「傷つく勇気を応援します!」でしたね。このコピーの意味は、アルバムを聞き終えた時にわかった気がします。名コピーであったと今でも関心します。歌詞の内容も、思い切り傷つきながらも懸命に愛を貫く主人公達が健気で、流した涙も決して悲しいものではなく、熱くて強いのです。失恋の曲が多い割に、聞き終えた時に爽やかに感じるのもひたすらに前向きに歌詞を描いたこともあるのでしょう。ジャケットで流している涙は最後の「♪Carry On」を聞き終えた時にわかった様な気がします。何度聞いても泣けてしまう・・・サウンドも透明感があり一番好きなアルバムです。
個人的に「荒井由実」の香りも感じれるアルバムである気もします。曲の感じや歌詞の内容なのでしょうか・・・
思い出す、あの季節を
10人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ご存じの方も多いと思いますが、「冬の終り」は、10年以上前に一色紗英、木村拓哉、内田有紀が出演していたテレビドラマ「その時、ハートは盗まれた」のエンディングで流れていた歌です。私は、この歌が好きでした。でも、シングルCDでは発売されなかったんですよね、たしか。
そういえば、ドラマ放映当時ころに聴いていたときには、「私」が高校3年生の女の子で「あなた」はその彼氏だと思っていたんですが、今聴くと、仲の良かった高校3年生(それも女子校)の女友達同士のことを歌ってるようにしか聞こえないのが自分でもちょっと不思議です(別にどっちでもいいんでしょうけどね)。
「恋の一時間は孤独の千年」は、麗美に提供した歌のセルフカバーですが、麗美への提供曲のセルフカバー、多いように思います。「青春のリグレット」、「ノーサイド」に最近では「星のクライマー」とか。歌い手が変わると受ける印象もかなり変わりますね。私は麗美ヴァージョンの方が好きかな。