今に続く日本のアニメの基礎を作り上げた、タツノコプロダクションの古典的名作。
昔のアニメというと、手抜きの権化のように語られる事もあるが、絵が汚くないし、動きも非常にダイナミック。戦闘シーンの人を殴りつける動作とか、弾をよける動作までも実に細かい。
感情表現を、頭に大きな水滴を書く事で誤魔化すとか、そういう小手先の技に頼っていないので、全編に凄いリアリティ臭が漂っている。
今のデジタルアニメの方が、却って動きのデフォルメ化が進んでいる様に見えるのは、気のせいなのか何なのか‥‥‥。
声優さんも若い。第一話という事もあり、まだ作品世界に溶け込めておらず、苦労されている様子が良く分かる。しかし演技は上手い。この辺が今のパッと出の若手声優との大きな断絶の部分。脚本面・演出面でのお約束も確立されていない感じがある。
デジタルリマスターを行い、フィルムの傷などは修正しているという謳い文句の通り、非常にヌケの良い色を見せてくれる。フィルムに起因するノイズや、ブロックノイズもほとんど無し。
第一話の大雨のシーンなど、大雨を示す斜線がハッキリ見え過ぎて、却って邪魔と感じてしまったほど。
所詮、お子様向けはお子様向けだが、背景画に実写映像が用いられていたり、細部にまで拘ったメカアクションを描写していたり、30年前の作品と思って見てみると、ド肝を抜かれる。大画面での視聴にも耐える、細部にまで拘った職人的な絵作りの成果が見える。
音も、ノイズや割れも少なく、聞き取りやすい音にまとまっている。

SFテレビ漫画の古典的名作
「SFアニメの金字塔」「日本のアニメ史を飾る名作」と・・・