80年代後半〜90年代前半にかけて活躍した永井真理子は、
ガールズポップの先駆的な存在と言っていいでしょう。
その頃私は中学〜高校生で、女の子連れてカラオケ行った時には、
「ミラクルガール」や「ZUTTO」など、必ず誰かが彼女の曲を歌っていたもんです。
けれど「同時代としてほとんど不可避な共通体験」というほどの威圧感はなく、
そのボーイッシュでキュートな魅力から、誰からも愛される、不思議な魅力を持った存在だったと思います。
私も特別ファンというわけではなかったけれど、全盛期のシングルはほぼ全部知ってます。
この「Pocket」は90年発売のベスト版。
彼女の全盛ド真ん中の時期で、一番みずみずしい元気が弾けている作品だと思います。
デビュー間もない頃の屈託なく元気な彼女も、スケール感のあるバラードをしっとりと歌いこなす彼女も素晴らしいです。
最近の女性ボーカルほど技巧的ではないですが、かえってストレートに感情が伝わってくる気がします。
何年か間をあけて聞いて見ると、改めて彼女がしっかりとした実力と、
幅の広さをもったアーティストであると気づかされました。
いかにもあの時代風の「頑張れロック」的な歌詞も、今聞くとかえって新鮮。
「Ready Stedy Go!」の、擦れていない真っ直ぐな歌声に、不覚にも胸が熱くなりました。
”曲がり角はいつも自分自身のフォームで・・・”
乗り始めたバイクから見たあの日の街の風景が、ふっと甦ってきました。

真っ直ぐな歌声です。