この本が問題視している絶対平和主義、人権偏重主義には、接するたびになにやら違和感を感じていたので、その違和感を気鋭の論客が言語化して、目の前で綿密に討論しているのを読むと、頼もしさを感じる。
ただ、読後も、未だ違和感が払拭されないのは、私の頭に、マスコミの膨大な刷り込みがこびりついているからであろう。どこかで、大勢の叫びが実は正しいのではないか、という疑念が残ってしまっているのである。
これは、間違いなく私の勉強不足に起因する。論客の言葉の源泉たる知識を身につけていないことによるものである。それならば、論客の手によって払拭できない違和感を、自らの手ではがすしかない。その取っ掛かりを与えてくれた本書は、良書のうちに数えるべきだろう。

長年の疑念が氷解する・・・かな?
西部父さんによる小林よしのり擁護論