全くの初心者さんが本書を手にされても、恐らくは「キャラクターがかわいいな」くらいで終わる本だと思います。
本書は「ネット上で優れた作品を発表されているクリエイターさんによる、Tips入りの作品集」ととらえて読むのが正解かも知れません。
各作品は、細かな手順と図解を載せて書いてありますが、よほどこれらの作家さんに比肩出来るセンスと技術力をお持ちでない限り、掲載されている通りの作品はまず作ることが出来ないでしょう。
しかしながら、こうした作家さんたちはホームページ上などでも制作課程などを紹介されていることが少なく、その優れた手法の一部なりとも垣間見える本書は、3DCGを学ぶ上で貴重な一冊であると言えます。
しかも、LightWave3D、六角大王、Metasequoiaといった比較的安価でポピュラーなツールでデザインされていますから、親しみ易いことも本書の「ウリ」ではないでしょうか。
ただ、ところどころ文章のおかしな部分があり、校正がもっとしっかりしてあったなら、満点と評価出来たと思います。
なお、本書は表紙から判る通り、いわゆる「アニメ顔の女の子キャラクター」の制作課程を掲載した本ですので、リアル顔が好みの方などはご注意を。

あのクリエイターさんの、技がここに!?