タバサの冒険 2―ゼロの使い魔外伝 (2) (MF文庫 J や 1-15)

メディアファクトリー [文庫]
(2007-10)
EAN:9784840120586
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「タバサの冒険 2―ゼロの使い魔外伝 (2) (MF文庫 J や 1-15)」のカスタマーレビュー

もうちょっと刺激が欲しかったかな。
9人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タバサとシルフィードのコンビが主人公の話。
前回とは違い今回は本編の伏線もなく完全に本編から切り離されています。
きゅいきゅい騒ぐシルフィードと物静かだけど頭はすごく回転してるタバサ。
対照的ながら共に魅力的なコンビを描いた話の詰め合わせ。

2人はどちらもキャラクターとして好きなのですが、
伏線も登場人物の新しい一面の発見も無く同じようなパターンの話が続くため、
新鮮味に欠け飽きてしまうのが難点。
暗闇坂
14人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
結局のところこの外伝は、本編10巻で才人らによって明りが差すまでの、タバサの長い暗闇坂の話しなわけで、そういう意味では「終わってしまった過去の話」に過ぎないわけです。
外伝1の時はまだ本編が10巻まで行ってなかったので、重要性を増すタバサというキャラクターの背景をあのタイミングで紹介したのは合理的ではあったのですが、この2巻はそういった背景はありません。
それをなぜヤマグチノボル氏が敢えて描き続けているのか。
もちろん、本編では強敵としてクローズアップされてきたガリアの中枢に関わる物語なので、外伝で出てきたキャラクターやしがらみが本編で今後登場する可能性も大いにありうるわけで、そういう意味では未来に向けての伏線を張ってるとも考えられます。
しかし、私には、この外伝は筆者が本編で描けなくなったテーマを補完しようとしているように思えます。
そのテーマが何かといえば、『孤独』でしょう。ルイズや才人のような馬鹿が取り柄のキャラは、進むにせよ迷うにせよ非常にシンプルで、右か左かで迷うことはあっても、出口のない心の迷路で迷うような事は全く似合わないわけです。
普通の人にはありながら本編にはない要素である、この孤独な迷いを補完したくて、筆者はこの外伝を書いているように思えました。
一見するとスレイヤーズすぺしゃるのような一編につき一事件の短編集ですが、全体に暗鬱であり、各短編ごとにそれぞれ孤独の迷路の中に迷い、道を誤った人達とタバサが対峙することになるのは、そういう事なのかなと思いました。
本編ではすでに暗闇坂を抜けたタバサですが、この外伝の彼女が、この先に対比となって才人というキャラクターをより鮮明にしてくれることでしょう。
「タバサ」、そして「ゼロの使い魔」の新たな1面を描いた作品
21人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
『ゼロの使い魔』の登場人物の1人である「タバサ」のスピンアウト作品、第2弾!

既に『ゼロの使い魔』自体は既刊12巻と物語も大分進んできました。

そんな中、今回のタバサのミッションは様々な時系列のお話があります。

【時系列:ゼロの使い魔 1巻】
土くれのフーケを退治したあとのダンスパーティー。
ルイズと才人がダンスを踊っている中、タバサはとあるミッションの勅命を受けていたり。

【時系列:ゼロの使い魔 6巻】
魔法学園での戦いで傷ついたコルベール先生がキュルケに助けられた直後、タバサはミッションに向かわなければならなかったり。

そんな様々な時系列の中でタバサの活躍をワクワクしながら読んでいました。

普段、ワイワイ騒いでいるシルフィードと静かなタバサ。
今も昔もその構図は変わらないけど、やっぱり色々な出来事を通じて仲を深め、信頼しあえる関係になっていたんだなぁと。

時間が経つにつれて増えていく思いやる気持ち。
何気ないやり取り中にそういった気持ちを垣間見るたびに、タバサ自身も周りも成長しているんだなぁと感じました。
そういった意味でも、タバサの新たな1面を垣間見ることが出来ました。

『ゼロの使い魔』そして「タバサ」の違った1面を感じられる1冊だと思います!

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