★4の下。
著者の記念すべき10冊目。
某国特別犯罪者収容施設に女囚として潜入した皆川愛澄が徹底的に凌辱・拷問され飼い慣らされてゆく『アイスクリーム(全6話)』は、抵抗しまくりながらもズタボロにされる勝ち気なヒロインが興奮を誘う。破壊的描写では残念ながら旧作には遠く及ばないものの漫画としての読み応えは充分ある。5話から6話の展開が安易に流れすぎていて少し物足りないけど。
リアルではあり得ないとんでもない学校の教育方針『猿鳩先生の止事なき授業風景』は、四肢切断・生皮剥ぎ取りとハードな描写で魅せ、ラストの奇譚さも度を超えている。ただしエロ無し。
世界を破滅に導かんとするマッドサイエンティストを糾弾しようとした娘に降りかかる厄災『世界の中心に咲く花(前後編)』は、暴力に次ぐ暴力。四肢切断凌辱。ハードな描写も奇譚なラストも素晴らしい。
皮剥・内臓垂れ流し描写はあるものの、発想が貧困かつ展開も安易でカナリ古臭い『時限童貞』。
今回はY太にしてはエロが多めになっているし実際『アイスクリーム』なら個人的には抜けるけど、一般的にはエロ本としてのお薦めなら絶対したくない。
あくまでもカルト漫画としての評価。
内容的にはY太のアベレージ的な一冊。
Y太はカルト系エロ漫画家の中でも一二を争うくらいリアルにハードな描写をされる方なので、著者未経験の方はよくよく考えてからにしてください。
個人的には、最凶スプラッターとハートフル浪漫の融合作『まいちゃんの日常』を超える作品を描いてくれる日を心待ちにしてます。
ともあれ10冊目おめでとうございます。

長編は拷問+凌辱エロ描写中心。短編2本のぶっ飛んだカルトぶりで猟奇作家の面目躍如。内臓描写は控えめです。