『天気の好い日は〜』『深くておいしい〜』『こころに効く〜』
の前著3冊と内容が60%(以上?)かぶっているように感じた。
かぶってはいるが、3冊のポイントがまとめられ、整理して書かれてあるので、
これまでの復習として読むにはいいかもしれない。
本書に新しく加わったのは、
時代小説や歴史小説、ファンタジー、SFなどの流行ジャンルを、
ジャンル別にアドバイスしたページである。
残念ながら、あまり興味の無い分野だったので、
わたしは軽く読み流した。
最終回の「プロとは何か」という章は、印象深かった。
●持久力のある作家になるためには、得意技(得意分野)が二つ三つは欲しい
●出版社に作品をプレゼンテーションする能力はあるか?
●本を二冊、三冊出したからといって、プロになれるわけではない。
…などなど、新人賞受賞の先にあるプロ作家としての仕事について、
その厳しさと難しさ、苦しさを前著よりもリアルに感じることが出来た。
『十年、二十年とプロ作家として活躍した有名作家でも、
人気がなくなれば出番がなくなるというのがプロの世界だ。(本文引用)』
デビューしては消えていく無数の作家たちが頭に浮かび、
文字を打つ指先が冷えていくような気持ちになったが、
同時に現実味のある、厳しくも正しいアドバイスを受けたと感じる。
謙虚に努力を重ねながら、堅実にしっかり生きていこう。
『プロとは何か』の最終回を読み終えたとき、
強くそう思った。

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