本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)

PHP研究所 [新書]
(2006-08-17)
EAN:9784569654300
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年中無休 書artbeat肆京都
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コメント: 07年発行帯無し。カバーに若干のシワ、小口に若干の汚れ、1ページの上角に若干の折り目が有ります。宜しくお願いいたします。
キブ
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bookshop夢子
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■kurohige555■
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コメント: 2006.10.18 第4刷発行 中古本 地に多少イタミあり アマゾン専売の為売切れありません 丁寧に梱包して兵庫県より迅速発送いたします。
■kurohige555■
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コメント: 2007.2.23 第6刷発行 中古本ではありますが、概ね良好な状態です。 帯なし アマゾン専売の為売切れありません 丁寧に梱包して兵庫県より迅速発送いたします。

「本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)」のカスタマーレビュー

ジャンルの好みで賛否が分かれる一冊。
アンチ速読の立場で、読書の実践についてまとめた書。
レビュアー自身は速読のスキルを好む立場で、
速読に対する批判としてどのようなものがあるか、
それを知りたくてこの書を読んだ。


この本では、
「本を速く読む」ということに囚われることなく
読書の価値や方法を述べているため、
従来で言う「精読」に近い読書の方法論を学べた。
精読のための方法論をまとめた本も意外と少ないので
その点では希少価値の高い一冊かもしれない。


ただし、筆者が小説家であるためか、
取り上げられる文献のほとんどは文学作品。
善く言えば、本書のテーマにぴったりのジャンル、
悪く言えば、時間が限られた中で本を読みたい人の
ニーズには応えにくいジャンルが並んでいる印象は否めない。
余暇として読書をしたい人には向くと思うが、
仕事のために本を読みたい人、
文学作品が好きでない人には合わないかもしれない。

さらに問題なのは、
本書で速読を問題視する根拠は
「自分がやってみてダメだった」という事実のみ。
アンチ速読の根拠のいい加減さには愕然とさせられた。


そんなわけで、
得るべきものはあるにはあるが、
読者の好みによって賛否が分かれる一冊だといえる。
個人的には、やや不満の残る一冊であった。
作家の読書観
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
世の中に「速読」というものがあるからこそ、それに対抗して「スロー・リーディング」を打ち立てているのであって、あえて「速読」のような一つの「技術」というよりは、従来の「本の読み方」の本だとか、国語の時間に習ったことを思い出すような、文書の読み方が語られているように思いました。

作家の読書観、作品に対するこの作家の解釈が述べられていますが、学校の国語の授業を離れてから久しいので、昔を思い出した気分です。

私自身、フォトリーディングの講習に大枚はたいて行った事があります。ただ、そこで習った技術を使おうとすると、結構本を読むのに焦って疲れるので、最近ではほとんど使っていません。

著者がこの本で批判している「書いてあることを頭に直接画像として焼き付ける」部分については、受講した時に「フォトリーディングだけで、読んだことが顕在意識上で分かる」とは説明してはいなかったので、著者の認識は違うなぁと思います。ただ、私自身は、フォトリーディングの訓練を持続的にやっていないので、フォトリーディングならではの効果は感じたことがありませんし、著者がこの本の中で取り上げている文学作品などになると、フォトリーディングを使って読んだとしても何回か読み直しをすることになるし、結果として速読技術を用いても余り面白い読み方とは言えないと感じます。

どちらかというと、この本を読んでよかったのは、日頃本はいっぱいよんでいるのに、案外文学作品をじっくり読んでこなかったな、と自分を振り返ることができたことです。
期待はずれかな
5人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なんてゆうか作家さんとかのための作者の気持ちを理解する方法をしる読書の教本て感じです。良いこと書いてるんですけど、実用的じゃない気がします。著者の言うとおり深く考えながら読んでたら時間いくらあってもたりないって感じです。ただ出だしは良いので星3つです。

「速読コンプレックス」に陥っている人に勧めます。
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は以下のような構成である。

第1部 量から質への転換を―基礎編(スロー・リーディングとは何か?)
第2部 魅力的な「誤読」のすすめ―(「理解率七〇%」の罠..)
第3部 古今のテクストを読む―スロー・リーディング 実践編

序章を含めて各部で印象に残った点。

序章 高橋源一郎も大江健三郎も即読はしていない。
第1部 速読家の知識は単なる脂肪である。
   スロー・リーディングは5年後、10年後のための読書である。
第2部 論理を把握できない「貧しい誤読」と、作者の意図以上に
   興味深い内容を掘り当てる「豊かな誤読」の2種類がある。
第3部 サイデンステッカーも『伊豆の踊り子』を誤訳していた。
   川端康成自身も誤読が起こりえない自分の悪文に、
   「重苦しい嫌悪感にとらえられて」いたと言う。

筆者も書いているように、忙しい現代人はややもすると
「速読コンプレックス」に陥りがちであるが、
スロー・リーディングには、速読では得られない深い理解と、
何よりも読書の楽しみがある。

本書を読んで、自分のこれまでの読み方でよかったことが確認でき、
また、これまで気づかなかった「読書のコツ」を学んだ気がします。

★4つなのは、フーコーの例が良くないから。
この例、オリジナルも、翻訳も分かりにく過ぎます。
読者に努力を求めるのではなく、筆者側に求めるべきです。
(川端も自分の悪文を反省しています。)
最近の新書では良書
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容については、斎藤美奈子「文章読本さん江」風に言えば、著者が個人的に好きな文章を並べたてて、どうだ文章の専門家として修行してきたオレが読むとこんな風に解読できるんだぞすごいだろう、っていう「ワシの説」を開陳したにすぎないとバッサリ切ることも可能でしょうけれど、少なくとも粗製乱造が目に余る最近の新書の中では良書。新書ブーム到来以降の新書に多いとみられる口述筆記にもちろん頼っておらず(作家ですから)、きちんとした構成・組み立ての文章になっており「へぇ〜」と楽しく読めます。

速読術の可否についてですが、別にみんながやっていること・身に着けたい技術ではないのですから、わざわざ否定する必要もないということくらいは平野氏でしたら実はよく知っていると思われます。例えば高等数学や専門的な哲学や法律の本については速読術の適用がそもそも不可能であり、ありがちなハウツー系のビジネス本については意識しなくても事実上速読できてしまうことくらいは誰でも経験的に知っています。著者もいわばネタとして使ったに過ぎないのでしょう。

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