僕はマゼランと旅した

柴田 元幸
白水社 [単行本]
(2006-02-28)
EAN:9784560027417
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「僕はマゼランと旅した」のカスタマーレビュー

道程
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
久々に地元に帰った。荒涼とした眺めに、涙が出た。
けばけばしいゴシック体の電光掲示板だけが、
夕闇の歩道のない国道に光っていた。

過去を蓄積させた現在に、
積もり積もった物語は、どこで語られていくのだろうか。
旅を続ける僕らにとって、マゼランは誰だろう。
いつも、誰かとともにいるからこそ、僕らは孤独なのだ。
マゼランとともに、世界を駆け巡る。
コンチクショウ!
14人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
こんな話大好きだ。
移民(とその子どもたち)のアメリカングラフィティ。

シカゴという街の空気が、この本から立ちのぼって来るようだった。
恋愛、差別、賭博、殺人、アメリカンドリーム。
そういう、シカゴの表と裏の何もかも。

『シカゴ育ち』が翻訳出版されてから十四年。
柴田さんの訳はすっかりこなれて、登場人物が日本語で喋ってたら
ほんとにこんなふうな会話をしてるんじゃないかと感じる。

自分が親や兄弟の話を思い出すとき話すとき、これほど鮮やかには物語れないだろうな。
悔しいけど。

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