題名通り、いわゆる心理学を前景において議論をすすめている。
行動心理学と言う、心理学の中では被検証性が損なわれていない分野を軸にして、
理論を展開しているため良心的ではあるが、
内容としては独自研究の域を出ず、
この本で語られる内容の汎用性については疑問符がつくと言わざるを得ない。
もし、独自研究でも何でも良いから
相場師としての心構えを学びたいという読者ならば
壮大な実績を持つ、ジェシーリバモアの半生を描いた欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア等のほうが、実績が確かな分、安心して読める。
また、きちんとした統計的データに基づく戦略の立て方
を学びたければ行動ファイナンスの実践 投資家心理が動かす金融市場を読むなどで学べば良いと思う。
いずれにせよ、この本で提示された問題をとっかかりとして
何かを学ぶといった姿勢が無ければ、得られるものは少ないと感じた。

あまり科学的ではない
相場心理を分析・修正する一助となる
投資の心理面
投資で損失を出している方は一度は読むべきかと