「現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件」のカスタマーレビュー
HOW TOがない、やはり理論家の本
How1.組織がどうあるべきか?戦略+オペレーション(実行力)+リーダーシップ、現場が自ら問題をを把握し解決する、そのために部門が協調する。
これに異論は無い。
How2.どうやってそんな組織を作るか・・になるととたんに曖昧になる。
その1・・・成功企業の例(フォーラム会議、トヨタの朝市夕市等)を羅列する。
その2・・・組織、人事制度、評価、IT・・をその手段と言うにはあまりにも乱暴
その3・・・いきなり各企業のVision Statementを持ち出す。
Visionカードを携行させても社員は何を言ってんだか判らない。
それを個々の責任エリアでのアクションプランに落とし込み、翻訳し納得させその上でPDCAをまわす重要なCOMMUNICATIONの要素が欠落している。
P&GのOGSMによる組織へのDeployemtや最近ではユニチャームが導入したOGSMにリンクしたSAPSの根気強いサイクルでしかこれは実現できない。
ローランドベルガーと一緒に仕事をしたことがあるがやはり実践には弱かった。
人間の本性、ある一面
「同じ情熱を傾けつづけられることを才能という」、
本文中に紹介される羽生名人の言葉。
経営にファインプレーは要らない。
経営って泥臭くて、決して格好イイものではない。
「『当たり前のことを当たり前のようにやっている』企業では、
100%結果が出ている。」(はじめにから)
この当たり前のことを続ける「現場」がなかなかできない。
そしてそれは「二律背反の克服」でもある。
第3章「強い現場」をどうつくるのか
6経営者の役割 含め実に興味深い。
印象に残る一つの言葉は、「粘り強さ」。
製造現場に携わる人必見!
問題を多く抱える現場で働く小生にとっては,身につまされる話が多かった.製造現場で働くモノにとって,無駄な内容は一切無いと言い切れる.ただ,この本を読めば現場の改革ができるほど現実は甘くない.現場は生き物であり,多くの人間の利害関係で成り立っている.この本を読んで,現場に於ける哲学を胸に刻み,少々のことではめげずに頑張り抜くことで現場を鍛えられると思う.強い現場を作るのは最終的には精神力であろう.最後の最後はそこでどれだけ粘り,頑張れるか,その頑張るヒントがこの書籍にはいっぱい盛り込まれている.良書である!
現場力の大切さを痛感
日々の仕事を思い返してみると
本書の説く「現場力」の大切さを痛感します。
様々な問題について考えてみるに
七つの条件が満たせていないが故の問題であるものも多いのではないかと感じています。
ただ本書でも説かれていますが
明日から導入して問題解決に繋がるメソッドではありません。
現場力は企業の基礎体力というか、非常に根本的な風土に関係する力だと思います。
一人ひとりが意識をするだけでなく、経営自体が意識を変えていかないと実践は困難なものも多く、
そういった意味では(所属する組織によっては)歯がゆさが残るだけだったりする可能性もあります。
内容もややライトな感じで読みやすいですが、
イメージは一般ビジネス雑誌で連載されているようなレベル感。
筆者が実際にコンサルタントの現場で触れた・感じた事例というよりも
雑誌等での有名な事例を集めている(勿論裏づけをとっているのでしょうが)という感じがしてしまいます。
方法論へのアプローチがあれば完璧なのだが・・・
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は、多くのことを語っているわけではない。
上手く機能しない組織を、改善するには現場からの視点が大切という話。
もちろん、言っていることは正しいのだけれど、わかっていてもできない企業はあまりにも多い。
こじれた現場を持つ会社組織を、実際にいかに改善するかというところが詳述されていたら名著と読んでも良いものになったと思う。