「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」のカスタマーレビュー
まるで映画を見ているようだった。
面白すぎるストーリー、鮮明な描写、多くの登場人物、そして訳者の文章がとても巧くて、惹き込まれた。500ページ超と分厚い本だが、(読むの遅い僕が)2日で読んでしまった。
ジョブズ、アップル、ピクサー、アイズナー(ディズニーの元CEO)、ディズニーの話が中心。それぞれ本当に多くの人に取材していて、どの話もイメージしやすい。
ジョブズが、当初娘の存在を認めず、絶対に会わないと拒絶していたことや、導師に会いにインドに行った話などは、詳しく知らなかったので読めてよかった。本当に、場面場面がくわしく書かれている。ジョブズのアクの強さに終始ニヤニヤしながら読んでいたが、ディズニーとのやり取りの中でのジョブズの発言、「確かに、プーさんはすごいからな」には、声を出して笑った。
最後に、ジョブズはスピーチ前に長時間リハーサルをしていると色々なサイトで見ていたが、この本には「リハーサルの時間は用意されているが、スティーブはほとんど顔を出さない。スピーチの準備は、クルーとの打ち合わせで終わることが多い」と書いてあった。
中身は非常に濃く、かつ詳細
21人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アップルコンピュータの共同創立者にして1985年にアップルを追放され、PIXARにてCGアニメ映画で花開き、古巣アップルの救世主としてCEOに返り咲き、iTunes/iPodで音楽ビジネスの大変革を巻き起こすとともに、iPhoneで携帯ビジネスでも成功したカリスマ経営者、スティーブ・ジョブズの評伝である。すなわち、コンピュータ産業・映画産業・音楽産業3つの分野で成功し、また失敗も味わっている伝説の人物の生きざまを詳細に記述している。
スティーブ・ジョブズは、1955年2月24日カリフォルニア州サンフランシスコ生まれであるが、大学はオレゴン州ポートランドにある私立リード・カレッジ入学である。中退したが、そのまま大学での暮らしを続け、18歳でシリコンバレーにあるアタリ社に入社する。天才エンジニアのスティーブ・ウォズニアクとパソコン「Apple I」の製品を作るアップル社を設立したのは、1976年4月1日である。1980年12月にアップル株は公開される。スティーブ・ジョブズは、「23歳の時、資産価値は100万ドルだった。24歳で1000万ドルをこえ、25歳で1億ドルをこえてしまった」と伝えられている。
中身は非常に濃く、かつ詳細である。50歳の時(2005年6月)に、スタンフォード大学の卒業式で祝辞を述べたスピーチも有名である(卒業生に贈った最後の言葉は、「ハングリーであれ。分別くさくなるな(Stay Hungry! Stay Foolish!)」である)が、この本は内容においてはるかに上回る。
破壊者の軌跡
4人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
よくも悪くも破壊者である、スティーブ・ジョブズの伝記。
心理描写よりも、事実や実際の発言が多く書かれていて、多くの人間が巻き込まれていく様が記述されていく。
今に至るまでに、二転三転したということは知っていたが、ここまでギリギリの状況だったのは驚きだった。
そんな元々二転三転する人生をうまく脚色してるのだから、面白くないわけがない。
この本の中ではスティーブジョブズのプレゼンのうまさが強調されている。まるで魔法のようだとまで。
これらはyoutube等で観ることができる。実際見てみたが、引き込まれる引き込まれる。
この本を読んだなら、実際に見ることをおすすめする。逆に見て興味を持ったら、この本を読むといい。
ただ、この本からなにかを学ぼうとする読み方は適していない。
教養として、今が出来上がるまでの経過を知ることに価値があると思う。
最近のジョブズに迫ることができる作品。
1人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
このamazonも、この男がいなかったらできなかっただろう。
アニメーション映画がここまで進んだのも、この男の会社の力だ。
初めての合法的音楽DLをビジネスにしたのも、この男だ。
2000年ぐらいだったか、MacWorld EXPO TOKYOでリアルタイムレンダリングができるビデオカードを紹介した時、何が起こっているか聴衆が理解できなかったことがある。彼は「すごいと思わないか、まさに今このアニメーションは描かれているんだぞ!」と言い、直後会場は圧倒的な拍手に包まれたことがある。そんな彼の圧倒的なプレゼンテーションの後、偶然見かけた関係者通路を歩く彼の後ろハゲは優しかった。この本の中核となる「新しいスティーブ」を感じた。
今時のコンピューターユーザーの関心がありそうな3つの分野−音楽、映画、コンピュータ。それぞれの頂点に立つ男の物語。数多くあるジョブズ本の中でも読みやすくジョブズの姿が伝わってくる。「新しいジョブズ」の進みつづける姿をぜひ知ってほしい。南谷えりこ著のコム・デ・ギャルソンの研究本とあわせ、世の中を変えた人間のすごさを自分の力とするために必読の本。
NeXT時代のJobs様と比較にもならんが
1人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
筆者はApple製品とは付き合いが長い。自身での利用もあるが、SI屋として販売した実績もかなりある。その付き合いの中で、スティーブ・ジョブスがAppleへ戻った後のApple社の劇的な変動も垣間見ていた。筆者の場合は日本法人の変動であるが、きっと本社は凄いのだろうな、と想像していたが本書では想像以上の実像を教えてくれた。
詳しくは本書を読めば宜しいが、スティーブ・ジョブスの偏った性格が事業を成功と破滅の両方に引っ張って行った事、そして破滅寸前でも小さなチャンスを足掛かりに復活した事、この2つに驚かされる。
役に立つ本ではないが、Apple製品の「違い」は何故生まれているのか興味がある人、利用歴が長い人は読むと面白いだろう。