フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)

R.D. Wingfield, 芹澤 恵
東京創元社 [文庫]
(2008-07)
EAN:9784488291044
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pote25
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uraken100
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古書 草思堂
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「フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)」のカスタマーレビュー

海外版「こち亀」
 海外の警察署をテーマにした作品ですが、想像を絶するほど、どたばたではちゃめちゃな作品です。まるで、「こち亀」を読んでいるようでした。
 主人公のフロストは、分析とか思考とかを省いて、直感で行動するため、いつも部下を振り回し、上司に怒られてばかりです。しかも、その直感が当たればいいのですが、ほとんどが空振りに終わります。性格も最悪、自分を守るためならウソもつし、セクハラまがいのこともします。
 にもかかわらず、憎めないのは、「こち亀」と同じです。実際にこんな人物が居たら、腹が立つと思いますが、物語の世界なので、クスクスと笑って済ますことができます。
 
フロスト警部に会えるのは??
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
フロスト警部は、下品なジョークを連発しながら、考えもなく猪突猛進するような人物ではなく、繊細な洞察力と優しさを持った優れた刑事なんだと思わせる作者の作為的意図も分かっていながら、毎々楽しく読ませてくれます。(ひょっとして額面どうりの直感直情的な人物なのかも?これも作者の?)
マレット署長など少し誇張した人物設定が読者の隔靴掻痒感を刺激する手法は、作者の術中に、まんまとはめられている証拠なのだろう。
遺作となった二作品の出版を楽しみにしているが・・
あー、たったの二作だけか!!!

得がたいシリーズ
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
久しぶりに会ったフロスト親父は相変わらずのお下劣ジョーク連発で、不評も中傷もなんのその、推理などという高尚な手段はそっちのけで直感のみを頼りに行動する姿はあぶなっかしくて仕方がない。史上最強ではないかと思えるワーカホリックぶりも健在で、いったい今がいつなのか時間が数珠つなぎになって節操ない。それほど懸命に事件を追うこの親父に付き従う部下たちも大変だと思うが、彼らのほとんどがフロストを慕っているのには、救われる。
そんな愛すべき彼らに降りかかる今回の事件は原題のとおり結構ハードで、幼児の死体発見に始まり、幼児誘拐事件、少女誘拐事件、母子殺人事件、それに付随して発見された腐乱死体となかなかヘヴィな内容だ。事件の真相にいたっても悲しく痛々しいものが多く、フロストがいるからなんなく読み通せるけど、この内容が他の作家の手にかかったら、悲惨このうえない話になっているのではないかと思われた。まったくこのシリーズはいくら読んでも飽きることがない。毎回描かれることは同じモジュラー型の事件絵巻なのだが、フロストの魅力と作者ウィングフィールドの巧みな筆さばきでこの上ない至上の読み物となっている。まったく得がたいシリーズだ。
シリーズ最高傑作!
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
待ってました!文庫にしては1冊千円超とやや高いものの、そんなの関係なし。
警察小説だというのに、笑いが止まらない。女性刑事が登場しようが、下ネタ全開のフロスト節は変わらず。部下との掛け合い漫才のようなセリフが最高です。保身ばかり考えてる署長マレット、万年巡査部長ウェルズと脇役陣も健在。事件の捜査ぶりはなんとも不器用でも、人間味あふれ、男気あるフロストの執念がついに真犯人を追い詰める。いやいや、堪能しました。
このシリーズも残り2作ですか。寂しい反面、早く翻訳してほしい。
この面白さは他に替えられない
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ハチャメチャでそれでいて人情味に溢れるフロスト警部は、休むことを知らずにひたすら犯人を追いかけている。発行されているのに気付かないまま2ヶ月も過ごしていた。
やっと上巻が終わった。予想通り面白く、ハラハラドキドキだ。すぐに下巻に取りかかろう。

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