「自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会論 (ちくま新書 689)」のカスタマーレビュー
自分にある少年心を久しぶりに発見した感覚
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どの世代にも自由になる願望を抱き、時代により自由の捉え方がずいぶんと違う。
当たり前の話だけど矢吹丈に夢中になった時代
学校や会社と言う枠組み「仕組まれた自由」や「この支配」からの卒業願望
碇シンジのような現代的な「よい子型順応人間」の心の闇に持つ葛藤・・・。
自由は日本の経済成長に歩調を合わせるかの様に形が変わって行くようだ。
何もない時代と息が詰まるほどに満たされた時代と世紀末の失われていく時代とでは変わってやはり当たり前なのかも知れない。
かなりディープな内容ですが「ジョー」や「尾崎」「エヴァ」どれかにでも夢中になったことのある人には面白く読めると思うしオススメです。
これからの時代の先駆本!
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「自由に生きることは、どういうことか」をさまざまな時代ごとにはやった現象を具体的にあげながら説明している。
大変分かりやすく、読みやすい。
自由とは何か?などを問い続けているような生きづらさを感じている人は、すっきりすることが出来る本。
これからの時代を自由に生き抜くためには?どういう自由人が台頭しているのか?
自分が目指したい生き方をしている人がいることを知り、個人的に大変感動した。
ユートピアの実現は、昔の人から今の時代まで受け継がれている。
そして、少なくとも昔よりは今のほうが、より自由で、より幸せな時代になっているんだなぁと感じた。
今はやりの現象の奥に潜む現代人の願望。
作者の論理は、正しいかは分からないが、大変説得力があるし、自分も同感できるものであった。
幅広い世代の人が興味深く読める好著
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私の世代は、「自由」といえば尾崎豊でした。だけど、あくまで尾崎の自由は幼いもので、大人になったら「卒業」すべきという了解もありました。少し上の世代だったらそれは学生運動なのかもしれません。やはり、若い頃に学生運動にのめり込むのは仕方がないが、大人になったらそんなものからは卒業しろ、という考えが一般的だったのでしょう。
けれども、卒業した後、新しい自由を見つけられたのでしょうか。そうは思いません。ただ「自由を考えるのは若気の至り」ということで思考停止しているような気がします。では、あの頃あれほど自由が魅力的に感じられたのはなぜだったのか。
各時代を象徴する「自由」について、ともすれば一方的な断罪でか、手放しのノスタルジーで語ることになりがちです。しかし、本書は時代背景と関連させながら、その自由の魅力について、読者が追体験できる形で積極的に示しつつ、どのようにして限界に突きあたり次の時代に引き継がれたのか、わかりやすく述べています。
また、扱われている題材は各時代を象徴するサブカルチャーですので、戦後に青春時代を過ごしたどの世代の人も、自分の時代経験と重ね合わせて読むことができるでしょう。議論のレベルと読みやすさをうまく両立できている点でも、「自由」を考えるための導入本として最適といえます。興味が湧いた人は「あとがき」のブックガイドから読み進めればよいでしょう。
学生のうちに読んでおきたい
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はまってます。なんといっても、目次のタイトルの勝利ではないでしょうか。「連合国軍に学べ」「ロビンソン・クルーソーに学べ」「真っ白な灰に燃え尽きろ」「この支配から卒業せよ」「ぼくはぼくを好きになれそうだ」「最高のトレッキング・シューズを買え」。戦後日本人は、それぞれの時代に、それぞれの自由を求めてきたわけで、時代論というか、精神史としてとても面白く読みました。とくにオウムやエヴァンゲリオンのシンジ君を自由主義的に分析するあたりが、埋もれた同時代史の発掘という感じで、共鳴しています。