もう著者の発想には脱帽だ。高齢者に見られる諸症状をマイナスと捉えず、「老人力」という斬新な造語を作って、事態に前向きに対処して行くという姿勢には素直に感心させられた。「ボケたのではなく、忘れる力を身に付けたのだ」という発想は並大抵のモノではない。
私を更に驚かせたのは、本書を読んだ(噂を聞いた?)70才になる義母が「私も「老人力」を身に付けなきゃねぇ」と呟いたのを聞いた事だ。私は早合点で、本書が主に高齢者を介護する立場の方のためのコンソレーション用だと思っていたのだ。現役(?)の高齢者の方にも直接役に立つ本だったのだ。
すると、数年後に高齢者と呼ばれる世代の方にも役に立つ訳だ。これを自分の世代にも活かさない手はない。会社でイヤな事があった時などは「老人力」を目一杯発揮して、新しい明日を迎えよう。

著者の発想に脱帽
流行に乗り遅れたので。