ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか

P.F. Drucker, 上田 惇生, 田代 正美, 佐々木 実智男
ダイヤモンド社 [単行本]
(1993-07)
EAN:9784478371022
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コメント: 帯付き。並品。カバー・本文ともにまずまず綺麗です。折れ・ヤケ・汚れ等なし。ただし本文の前の「序文」にのみ、黒ペンによる計32行のフリーハンドの線引き・及び小口付近に薄い小シミあり。午後4時までのご注文は、即日クロネコメール便にて埼玉県から発送致します。(発送メールあり。商品は清掃済み。複数商品ご注文の場合、梱包数に応じた送料の返金あり)
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コメント: 表紙に少し破れありますが中身はきれいです。1993/8/5発行の第5刷です。クリスタルパック&封筒に包んでお届けします。複数以上お買い上げで2点目より100円値引きいたします。出品リストのURLをご案内しますので「出品者へ連絡する」からメールをお送り下さい。
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コメント: 09 カバー帯付 状態:並 カバー上部ヨレ、スレヨゴレ、キズ、帯スレ・キズ・折れ跡あり   1993年8月6版発行  店頭販売併用の為、売り切れの際はご返金致します。
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コメント: 1993年 カバー付 外観に若干傷み、若干汚れ、縛り跡、天地小口に斑ジミ。文中問題無し。

「ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか」のカスタマーレビュー

いま読み返しても洞察は古びていない
 平成20年のいま久しぶりに読み返してみましたが、
洞察は古びていません。先進国が労働者の楽園か
ら格差に苦しむに至る現状は必ずしもはっきりと
予見されていたとは言えないと思いますが、今から
見て明らかに違うのではないかと思える箇所は
見あたらなかったです。
歴史の境界という名の転換期
5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 断絶と変事の違いは何か。ドラッカーは明言する。「変事」が激しく目を引くのに対し、「断絶」は昨日と今日のきしみの蓄積であり、静かに進行する、そして、変事は地形を変えるが、それは地殻の変動という断絶によってもたらされる(『断絶の時代』、p.419、1983年版の序)。

 本書はドラッカーが、企業、経済、政治、情報の世界の新しい潮流がつくり出しつつある世界を見つめたものである。『断絶の世界』が分析であり、描写であり、診断であったのに対し、本書は、行動への呼びかけである(p.8、日本語版への序文)。

 新しい社会は、非社会主義社会であり、かつポスト資本主義社会である。主要な資源は知識であり、組織社会たらざるを得ない。これは、すでに起こっていることである、これがドラッカーの認識。なぜ、組織社会なのか。ドラッカーの組織観は、「共通の目的のために働く専門家からなる人間集団である」(p.97)。われわれがよく目にするのは、バーナードの協調関係の議論における組織定義である。組織論者の数ほど組織定義はある。
 例によって、ドラッカーの主張と発言は多彩。その造詣の深さで、知識社会を組織の面からも切り込んでゆく。昨今の「成果主義」なぞを単に、雇用者としての論理まで持ち出した新聞の読者欄のような意見の同義語反復では、切り込むとは言わない。
 問題意識は、3つある(p.99)。
 1)組織は、いかなる役割を果たすか。なぜ必要か。
 2)組織が、社会学、政治学、経済学によって無視されているのはなぜか。
 3)そもそも、組織とは何か。それはいかに機能するか。

 最後に、「今日、『知識論』を書こうとすることは、臆面がないわけではない。」「これから起こる最大の変化は、知識における変化」だ。「すなわち、知識の形態と内容、意味、責任、そして『教育ある人間』たることの意味の変化である」(p.359−360)と、としめくくる。
現代社会人の指南書
11人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本を読む前は、会社では部下は上司に従属する、上司は部下に対して指揮命令を行う(上司は部下を「使う」)、と単純に考えていましたが、この本を読んでその考え方がとても不完全であることを学びました。 それ以来、この本の内容は、組織の中で (あるいは組織と共同して) より良い仕事をし、周囲の上司・同僚・部下とより生産的な関係を作っていきながら自分自身の貢献を考えていくための数々の示唆を私に与え続けてくれています。

ビジネスだけではなく、会社の外での自分の社会的貢献の必要性と大切さ (著者の言う「第二の人生」の必要性) についても、私はこの本から多くを学んでいます。 この著者が提供している歴史的な視点 (第二次大戦以降の上司-部下の意味の変化、知識労働と生産性の関係の変化、それにともなう人々の人生設計の変化) は、日々接する社会生活の意味を理解するための大きな助けになると思います。

知識労働者は、上司よりも自分の仕事についてはよく知っているために、上司は知識労働者に対して「指揮・命令」を行うことはできません。 また、知識そのものが現代では生産手段であり、それは一つの会社が所有できるものではないので、知識労働者には組織の壁をこえて移動していく自由があります。 たとえ部下がいなくても (いわゆるヒラ社員であっても)、知識労働者は自分の仕事と周囲との関係を自分でマネジメントしていく必要があります。

これはすでに古典的な資本主義 (資本家-労働者) の社会とは大きく異なる社会であり、ドラッカーが「断絶の時代」(1968年)やこの「ポスト資本主義社会」(1992年) を通じて描いたこの現実は、著者の言うとおり「すでに起こってしまった変化」、今後もますます広範化していくと思います。 日本の企業がさらに生産性を向上し、近年深刻化する国際競争に伍していくためにも、この本の内容は非常に重要だと思います。 一読をお勧めします。
10年前に書かれたということが驚き
10人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今この本をひもとくと、「こういう話きいたことがあるぞ。2番煎じか何かだろう」という感を抱くかもしれない。ところが事実は逆である。この本が書かれたのは10年前で、今流行のナレッジ・マネジメントの本のほうが、ドラッガーの影響を受けているのである。そう思って読めば著者の洞察に驚嘆するだろう。テイラーとマルクスを同次元で扱うなど、大胆だが少々冒険的?な記述も見られる。しかしドラッガ−作品の知的緊張を味わうには十分の好著。
これからの企業・個人・社会を論じたスケールの大きな書
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
学生時代に夢中になって読んだ書。「これからの企業はマネジメントする正社員と彼らに使われる知識労働者、知識労働者をサポートする補助的労働者の3層からなるだろう」とあった予測はますます現実味を帯びているように感じる。このような企業の動きが個人や社会にどのような変化を要請するか、議論が展開される。21世紀に生きる人すべてに必携の書といっても過言ではないように思う。

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