「マネーロンダリング―汚れたお金がキレイになるカラクリ (青春新書インテリジェンスシリーズ)」のカスタマーレビュー
不正が先か後か・・・
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「マネーロンダリングは不正な金をきれいな金にする」というくらいの知識しかなく実際にどのようなルートをたどって洗浄されていくのかがわからなかったが、実例をあげて説明しているのでそのルートがわかりやすくどんな組織が関わっているのかもよく理解できた。
だが、ひとつだけ疑問が浮かんでくる。
それは裏金と言われるものがきれいになる過程では様々な組織(一流銀行、カジノ、ヤミ、架空)などがからんでくるわけだが、それらの組織は組織でお金が動く(洗浄されて流れる)毎に収益を上げていると言う点だ。
出所が汚いお金でもきれいなお金でも動くだけで利益が出ると言うところにこのカラクリが無くならない原因があるのだろう。企業活動においても昨今の偽装や不正を働いて稼いだ金は、同じ金でも「洗浄」する必要がないということだ。
金を稼ぐことで不正を働くのか、それとももともと不正をして金を稼ぐのか・・・
どちらも同じようでいて似て非なるものだ。それは前者のほうが圧倒的に有利であり、それが「企業活動」と言われたら返答に窮してしまうのは筆者だけだろうか?
また、青春出版社にやられた
92人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は「マネーロンダリングを理解していない人が書いた本」である。
そのため、副題は「汚れたお金がキレイになるカラクリ」となっているが、カラクリを理解したい方にはお薦めできない。私はカラクリの説明を期待してこの本を買ったのだが、マネーロンダリング(以下マネロン)の仕組みについては新聞に書かれている程度の概念的な説明にとどまり、それ以上の情報を得ることができなかった。
筆者の他の著作タイトルを見れば分かるが、専門は地下経済とBRICsのようである。なので、第3章〜終章の地下経済の考察やBRICsでのマネロン事例(計116頁)については読むべきところもあるが、序章の最新マネロン事例や第1,2章のマネロンの説明(計101頁)については、完全にピントがずれていて、私には何が言いたいのか全く分からなかった。読了後に振り返って考えてみると、マネロンを理解していない筆者が書いたのだから当然である。
しかし、筆者を責めることはできないだろう。この本は、マネロンとは直接関係ない内容が約半分を占めていて、かつ、文字が大きく、行間も広い。つまり、マネロンについての内容がきわめて薄い本であるのだが、これは本書が書名からスタートしたよくある新書で、筆者が苦労してここまで書き上げたものがあることがよくわかった。
マネロンについて本当に理解したい方は、これも新書だが橘玲のマネーロンダリング入門をお薦めする。私にはこちらのほうが分かりやすかった。
とてもわかりやすい!
76人中、73人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
脱税・強盗・賭博・薬物販売etc・・・の行為で得られた「非合法収益」がキレイなお金に変わる課程を上手く説明してくれている良書。
マネーロンダリングする側は法の網目をくぐりぬけて次々新しいやり方思いつくし、追っかける側もそれに対抗するっていうループ状態になっていて、マネーロンダリングそれ自体はいけないことなんだろうけど、そのおかげで人類全体の知能指数が上がったりするなんていう、プラスの要素はないのかなあ、と考えてしまう(笑)
すごくわかりやすい!
143人中、137人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
世界各国で拡大している「マネーロンダリング」のことがとてもわかりやすく書かれている。
わかりやすい事例がたくさん挙げてあるので、複雑なマネーロンダリングの仕組みが自分のなかで整理できた。金丸事件やライブドア、海外のマネーロンダリング事件簿も面白かった。