私は「万世一系」支持者である。
いろんな異説を読みながら、「なるほど、これは怪しい。ここで『万世一系』が途絶えた可能性があるな」と思いながらも、「万世一系」支持者である。イエスやマホメットの時代のことである。日本神話で結構だと思っている。
ただ、知的好奇心として、それらの異説を興味深く読んでいる。
小林惠子女史がそうした本を書いていることを知っていたので、まとめて何冊か購入してみた。
タイトルにある「記紀」史学への批判に関しては、対談相手の井沢氏の本を何冊も読んでいるので、すっかり身についている。でも、一般的な史観としては「記紀」史学でいいと思っている。
小林女史の本を何冊か買ってみた手始めに本著を読みました。
全体的に、少なくとも3分の1は「井沢節」であり、個人的に興味があった「小林史観」はせいぜい半分くらいで、所々、興味深い指摘がありましたが、対談という形式のためか、やや説明不足で強引な仮説であるように感じました。
<高句麗に大武神という人がいて、「武神」を逆さまに読むと「神武」なので、この人が神武天皇>って感じ。
井沢氏がしつこく問い詰めた「百済・新羅・高句麗系の人が何度も新たな天皇になったのに、何故、朝鮮史にそうした記述がないのか?」には、「遠慮があったんでしょう」とか。
正直、他の著書は暇な時に読めばいいやと思ってしまいました。

正直、物足りなかった。
正統歴史学への挑戦