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自殺論 (中公文庫)中央公論社 [文庫](1985-09) EAN:9784122012561 価格:¥ 980 売り上げランキング: 17,410 位 通常24時間以内に発送 |
| 出品者 | 価格 | OFF | コメント |
|---|---|---|---|
| 大仏堂 |
¥ 278 |
¥702 (72%) |
ユーズド/良い コメント: 2002年14刷、帯無。経年の薄ヤケありますが、書き込みや折れはありません。エアーパッキンで梱包して送付します。 |
| nanohana庵◎翌日発送 |
¥ 279 |
¥701 (72%) |
ユーズド/良い コメント: 2000年12版■カバーにわずかに小傷があります。本文は強めのヤケがありますが折れや汚れ・書き込みなどはありません。帯はありません。■Amazon専売品ですので品切れはありません。■商品はクリーニング済み■防水梱包・メール便にて迅速にお届けいたします。■ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。 |
| ubook (同時注文割引) |
¥ 279 |
¥701 (72%) |
ユーズド/良い コメント: ☆ 2冊目から150円返金します。☆ 丁寧に包装してお送りします。 |
| ノースブックセンター(領収書付) |
¥ 280 |
¥700 (71%) |
ユーズド/良い コメント: 1998年11版 カバーに微傷み 天・地・小口に少しヤケ・ヨゴレ 角に少し傷み |
| ブックスさくら 複数同時買百円引 |
¥ 280 |
¥700 (71%) |
ユーズド/良い コメント: 帯なし。微ヤケあり。他はきれいな状態です。●禁煙ルームにて保管中。●防水及び破損防止包装●発送後メールにて到着予定日をお知らせ●お届けした商品とコメントに大きな相違がある場合速やかに対応いたします。 |
| eco-college |
¥ 280 |
¥700 (71%) |
ユーズド/良い コメント: 全体にヤケがあります。書き込みはありません。カバーに小さい汚れがあります。 |
| ノースブックセンター(領収書付) |
¥ 293 |
¥687 (70%) |
ユーズド/良い コメント: 1994年7版 カバーにスレ少々 |
| 三好 (コメントよく確認を) |
¥ 298 |
¥682 (70%) |
ユーズド/良い コメント: 2003年発行 第15刷 帯なし。カバー:若干のスレとヨレ。中身:若干のヤケ。ビニール袋に入れ、ぷちぷちで梱包し発送します。 |
| 古本vitis |
¥ 300 |
¥680 (69%) |
ユーズド/可 コメント: 昭和60年初版。カバーにヤケ、小さな傷、天地小口に経年のヤケが入っています。書き込みはありません。 |
| takeyu57 |
¥ 400 |
¥580 (59%) |
ユーズド/可 コメント: 経年による焼けがあります。本体は問題ありません。カバーによごれがあり、わずかに切れている箇所があります。 |
「自殺」を契機に「社会」の存在も証明している
方法は最高に素晴らしいと思う。
現代日本においてどこまで有効か?
「社会についての知」として必要なすべてを装備した書タイトルは、「自殺」についての書であり、また同時に「社会学の研究」でもあるという、この書の性格を反映している。すなわち、それまでの憶測や偏見に満ちていた自殺研究に批判し、「個人的な病」(つまり、自殺する奴が悪い)と見なされてきた自殺を、「社会」的な観点からとらえなおす新たな自殺研究の書であると同時に、生まれたばかりで何ができるか世の人に明らかでなかった「社会学」なるものが、いったい何であり何を捉え解き明かすことができ、また何をなし得るかの具体的証明となるもの、つまり自殺の分析を通じての「社会学」の確立をなそうとする書であった。
自殺という事象は、19世紀末の社会不安を象徴するものとして、多くの人の口に上ったが、その原因については、個人の身体的または心理的要因に求めるか、一種の/若干の精神疾患にもとめるか、模倣や物理的環境に求める見解----デュルケムはこれらを逐一論駁していく:その過程で「自殺」を社会学的対象として掴み取るのだが----などに取り囲まれていた。
一方で、流行しつつあった、しかしまだ内実の備えていない、この新しい社会についての知は、「絢爛たる一般論」を競い合い「問題をなにひとつはっきり限定して取り扱おうとしない」。そもそも検証など受け付けない一般命題や「社会思想」、社会に関する一般的-形而上学的思弁の横行。対してデュルケムは「限定の精神」を発揮し、経験科学としての「この新しい社会についての知」を確立せんとする。
そうして彼は、この自殺に関するモノグラムに、問題の提起から理論の構成を経て実践的提言にいたる、「社会についての知」が備うべきすべてを装備した。
まさに古典の名にふさわしい自殺を社会構造から考えるという発想自体も面白いが、何より感心するのはその手堅さだ。序論で自殺の定義をし、その要因として考え得る様々な要素をあげ、妥当でない要素を一つ一つ排除し(これだけに100ページ以上費やされる)、その結果社会的要因を見いだし、さらにそれを三つの類型に分けて分析ていくという一連の過程が、上記の問題意識のもとで一貫して進行していく。その際に統計的な手法を用いて数値によって論じていることもあって、その堅実な論述の進め方にはほとほと感心する。
また、最後の章で「実践的な結論」として自殺者の増加を防ぐ方法について考察されていることも好感が持てた。「まず対象となる問題をきちんと定義し、他の可能性を排除しつつ分析を進め、結論を出し、最後にそこから現実の問題を考える助けとする」という、よい論文のお手本のような名著だった。
したがって、この本はまず社会学のよき入門書になるだろう。最近の下手な新書や入門書を読むよりも、社会学の何たるかを身をもって堂々と示してくれるはずだ。また、評者のような門外漢の者にとっても、論文とはかくあるべしという一つの姿を見せてくれる。まさに古典の名にふさわしい名著ではないだろうか。