アインシュタイン丸かじり―新書で入門 (新潮新書)

志村 史夫
新潮社 [単行本]
(2007-03)
EAN:9784106102073
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年中無休 書artbeat肆京都
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unicorn1963
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コメント: 2007年発行。カバー多少いたみあり。
文化堂
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コメント: 2007年3月20日 発行。カバーにスレあとありますが、それ以外、特に目立つキズ、よごれ等ありません。本文は書き込み、折れ無くきれいな状態です。ビニール袋とプチプチで二重に梱包し、ゆうメール(冊子小包)にて迅速に発送致します。
みつばち5
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「アインシュタイン丸かじり―新書で入門 (新潮新書)」のカスタマーレビュー

かく美しき(式)
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書のキーは、アインシュタインが1905年(俗に言う「奇跡の年」)に発表した一連の論文だ。そして、現役の物理学者である著者が、それらキーとなる論文を紹介しつつ、アインシュタインの理論を順を追って解説していくというのが本書のスタイル。文章は平坦でわかりやすく、全編を通してブログのようなややくだけた文体で一貫している。

ちなみに本書は、1905年発表の論文すべてを仔細に検討しているわけではなく、全部で5つある論文のうち、「光の粒子説」「特殊相対性理論」「質量とエネルギー」に関する3つの論文に的は絞られている。そのなかでもキモとなるのは、言うまでもなく「特殊相対性理論」。光の特性を軸に、アインシュタインによって相対化を余儀なくされた時間と空間の本質を暴いていくのだ。読解に要求されるレベルは科学雑誌「ニュートン」と同程度で、よっぽど理科嫌いでもない限り、とりあえず最後までは読めるだろう。少なくとも、著者も言うように、わかった気にはなれるはずだ。

一方。筆者はときおり本題から離れ、アインシュタインに関するちょっとしたエピソードを披露したりもする。本題についていくのが難しい人のための、ほっと一息、ブレイクタイムといったところか。例えばその中でも、アインシュタインの最も有名な理論である「相対性理論」がなぜ彼のノーベル賞受賞の理由にならなかったのかという話は面白い。僕自身その話を初めて聞いた時、高尚な学者たちの妙な人間臭さを感じたりして、とても可笑しかった覚えがある。

さらに本書は、著者自身が「特殊相対性理論」の理解に長年苦しんだことを正直に告白しているという点でも面白い。ここまで著者に謙虚になられると、本来学識のあるはずの著者が妙に身近な存在に感じられるからだ。偉そうに学者ぶった人よりも、素人である我々に親切に歩み寄ってくれる人のほうが、親近感も湧けば、信頼もおけるというもの。著者のような姿勢はぜひ見習いたい。

最後にひとつ。

半ば物理本の宿命ともいえるが、本書にもやはり数式が登場する。

入門者向けの書籍とはいえ、さすがにそこは避けられない。しかし、あなたがいくら数字アレルギーだとしても、決してそこから目を背けないで欲しい。

なぜなら、

それを頭で理解する必要はなく、そこから溢れ出る物理法則の美しさを、ただただ心で愛でるだけでいいのだから。そしてもし、心が「美しい」と感じるのなら、その足を一歩、また一歩と、魅惑的で豊穣な物理学の世界に踏み入れてゆけばいい。

何も学者になれと言っているのではない。

単なる物理学好きでもかまわない。

かく言う僕、決して物理の専門家でもなければ、高校卒業後は物理の教育すら受けていない僕が、間違いなく物理学の美しさに魅了された一人なのだから。

E=mc^2より愛を込めて。
この本を読んで今まで以上にアインシュタインが好きになった。
7人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
相対性理論についての本は,今までにも沢山読んだ。どの本も,わかるようなわからないような内容だった。この本でも相対性理論についての説明は,他の本とあまり大きな違いはない。しかし,他の本と決定的に違うところは,著者がアインシュタインを心から敬愛している気持ちが伝わる点である。それは,この本がアインシュタインの人生や人格について多く書かれていることからもわかる。正直,私は1905年にアインシュタインが5つもの論文を発表していることを知らなかったし,なぜ相対性理論がノーベル賞を取ることができなかったのかも,この本を読んで理解できた。そして,何よりもこの本に感銘を受けたのは,アインシュタインが述べた人生哲学について書かれている点である。私はアインシュタインが死の直前で述べた言葉を読んで,涙を流さずにはいられなかった。アインシュタインは,相対性理論だけではなく,人生についても深く考えていたのだなとつくづく思った。この本を読んで,私は今まで以上にアインシュタインが好きになった。
奇跡っぷりを堪能!
2人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
めちゃくちゃおもしろかった!!

おそらく、相対性理論というか物理という学問を、最も「おもしろく」書いた本。難しいことは一切書いてません。あの不思議な相対性理論を、終始、わからせようとするのではなく、「こんなにすごいんだぜ!」って語り続けてる。次のページをめくるのが楽しみで、どんどん読めちゃいました。

「奇跡の年」に生まれた5つの論文を、物理学の変遷を交えながら、その奇跡っぷりを明らかにしていく。これまで常識と思ってて、体験でも間違いないと信じてた事象を、根底から覆す。ウソでも、こんなとんでもないことは思いつかない。それも、1年に5つ。まさに奇跡だ。
もうこのストーリを知ったからには、相対性理論に引き込まれざるを得ない。


 ・時間と空間を独立に扱うことはできない
 ・動いている物体の長さは運動方向側に縮む
 ・動いている時計の時間は遅れる
 ・動いている物体の質量は大きくなる
 ・宇宙に光速を超えるものはない
 ・エネルギーと質量は等価である

どれも受け入れがたい、不可解な文だが、これは宇宙のあらゆる現象を説明できる、真理である。

特殊相対性理論をわかったような気になるポイントは「あること」を受け入れるだけだ。この「あること」は僕みたいなシロウトが説明すると、誤解を生むだけなので書きません。本を読みましょ〜。
#ま、この本はこんな感じでひっぱるから読まされるわけです。(^-^)


読み終われば、身の周りのもの、すべて「E=mc^2」に当てはめて、爆発的可能性を感じてしまいます。このシンプルな数式で宇宙の事象を表現してしまう。学問は最高の創作活動である。

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