カーリン・アルヴテーゲンの四作目。スウェーデンというとあまりメジャーな国ではないが、それでも四作品が翻訳されるということはやはり実力のある作家なのか。
私自身、三作目から彼女の作品を読み始めたのだが、あまりのおもしろさに読み入ってしまった。彼女の作品は登場する人物の心理描写が細かく書かれている。なので、非常にリアリティのある作品となっている。
今回登場する二人の女性についてもそれは変わらない。一人は三十八歳の医者モニカ、もう一人は五十代半ばの肥満女性マイブリットで、二人とも過去に何らかのトラウマを持っている。そんな二人が物語の中で交差していく。読む価値は十分にある作品だと思う。

これだけの作品を書く作家はなかなかいません