「座敷女 (KCデラックス (412))」のカスタマーレビュー
「わからない」が怖い
私が勝手に考える「怖い話」の条件は
・怖いものの正体が結局最後までわからない
・何の罪もない人間が怖い目に遭う(ある意味ランダムに)
なのだが、この「座敷女」はその典型だ。
主人公が女に付きまとわれるハメになるきっかけは「アパートのドアを開けた」それだけである。
「ドアを開ける」という日常的行為から無関係だった人間が突然怪談の主人公になってしまう、それは普遍的に怖い。
女の正体は最後まで明かされないのだが、それもまた名作映画「女優霊」のような味わいがある。
「結局何だったのかわからない」のである。
『座敷女』が怖いのはそのディティールによる所も大きい。
大女、長くて不潔な印象の黒髪、トレンチコート、伝線したストッキング、履き古した靴、汚い紙袋、
そして極めつけは噛み千切ってガタガタの、マニキュアが剥げた爪。
それらの生々しい身体的特徴が、座敷女の存在に説得力を与えている。
主人公を何の特徴もない大学生にしたこと、女と可愛いヒロイン(?)“ルミちゃん”との対比も効果的。一読の価値あり。
これは怖い。良い作品だ。
怖い怖いもう最初から怖い。かかわりあいたくない。
主人公は友達がいてまだよかったね。これが1人だったら…
くしゃくしゃに捨てたメモの落書きとかもうおっそろしいよ!
表紙は中身を裏切りません!!
ある日唐突に、特に理由もなく見知らぬ人間に付きまとわれる。「ストーカー」の恐怖を見事に描ききった作品。10年以上も前の作品なのに恐怖は古さを感じさせない、鮮やかなものです。
怪談や都市伝説を彷彿とさせるラストは賛否両論ですし、後味の悪さはぬぐえませんが、それを補って余りある妙にリアルな恐怖を味わえます。
ストーカー女サチコの不気味さは想像を絶します。元々彼女にストーキングされ、失踪した山本君の部屋の落書きがすごく怖かった…
最初から最後まで不条理な話ですが、(サチコが本当に人間だとして)一番怖いのは現実世界の人間だなあと感じさせられました。
座敷わらしとは大違いなので注意。
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
図抜けた身体能力と我慢強さを兼ね備えた女ストーカーが
ちょっとしたことで出会った大学生をつけ回す話。
身体能力…昆虫のような姿勢を保ちつつ、四つんばいで高速移動できる。
二足での走行も、インターハイに出場した兄ちゃんが追いかけても
追いつけないほど。
我慢強さ…先の兄ちゃんは空手もやっている。急所に蹴りを入れるが、痛がりながらも
襲い掛かってくる。
ストーキング行為…獲物の部屋に手紙を残すが、書き損じがかなりサイコ入っている。
文章では表せないので見てください。すごいです。じっくり観察し、
憎い相手に精神的ダメージを与える手紙が書けるようになりましょう(?)
いつの間にか合い鍵を作り、侵入する。
あんまり書くと読んでからの面白みが失われるのでここら辺にしておきますが、
容姿がまたすごい。伝線しまくったストッキング、ざんばらの髪、薄汚いコートと、
およそ普通の女性とは思えない。
こんな人に追い回されたら生きた心地がしないでしょう。
最後の台詞の時の表情、寒気がしました。かなり気合入れて描いているなあと思いました!!
怖いっすよ。
ちなみに、脇役ですが、女子高生のおねーちゃんがなかなかかわいらしいです。
弟に借りて読みました
4人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
逆恨みに近い形で追い詰められる主人公、森。こんな理不尽な目に合って、最期はサチコ に変な注射を打たれてしまう森。心から合掌したくなりました。