インディージョーンズさながらのエピソードです。
7人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
島津さんの本はこれで3作読みましたが、いずれも痛快で冒険心が煽られます。
骨董品というお宝を追い求めるその道のプロハンターだけあって、そんじょそこらのアマチュアな探検とはまるで違います。
それに商売を絡ませているところがユニークなところであり、野心旺盛で精力的な押しの強さが見受けられます。
海千山千あらゆる修羅場をくぐりぬけてきたツワモノだからこそ、書かれている内容に玄人肌した凄みが感じられます。
それもお宝かどうかを目利きにより瞬時に見極めなければならず、同時に心理作戦で値決め交渉を行いつつも、身の安全を確保しておくといったスパイラルな行動は実に天晴れです。
まさしく映画インディージョーンズを凌駕するほどで、しかもノンフィクションであり、地の果てまで宝を追い求める執念をものの見事に描写しています。
294ページに渡ってびっしりと書き込まれており読み応えは十分あります。
本書は、このワクワクする気持ちでもって、読者を秘められた世界にナビゲートしてくれることでしょう。
しぶとく、元気
4人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
筆者は東南アジア美術を商う古美術商。この本はその海外仕入の様子を描いたもの。
文化、習慣、価値観の違う国での他流試合、決して相手のペースに巻き込まれず、疑り深くチェック、常識で武装しながら取引相手からもその場で知識を吸収・・・・。
お宝を探求する筆者の冷静さは痛快で、その辺りはさすがプロ。
謎解きを見ているようで心地よい。
しかしこの著者のユニークさは・・・・。
お宝探しから離れても周りで起こる物事の対処の仕方は同じ。
距離を置き、知識と常識で冷静に判断する。雰囲気や感情に流されない。そしてしぶとく、元気。
一見美術ディーラーに相応しくないようなキャラクターだが、いやいやこれが出来るからプロなのかも。
パキスタンでエキゾチックなチャドルの女性(多分美人)を追いかけて・・・エッ、ウソーッ!
あー 笑った。笑いました。ロマンはどこかへ行ってしまいましたが。