アタマの生活習慣病とはウマイ視点ですね
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「思考の放棄」「思考の依存」「思考のゆがみ」「思考の偏り」
情報があふれて消化不良になって、しまいには思考停止、思考不全に
なってしまう今日。著者のいう、日野原先生にならった、思考、アタマの
生活習慣病。これは大変わかりやすいし、インパクトのある考え方です。
そして、生活習慣病は変えられる。体質、いや思考力改善のための
処方箋が、これでもか、というほどたくさん開陳されていますが
しかし語り口調は大変わかりやすい文章で、親しみやすい。
いい学校、高い学歴、一流企業に勤めているからといって、必ずしも
アタマの生活習慣病に陥っていないとは限らない。
そして、7つの克服術が丁寧にしかし網羅して披露されているのですが、
これがよく整理されていて、著者がいかに、このテーマに常日頃真剣
に取り組んでいるか、が読者にも伝わってきます。
自己分析や惰性に陥っている方は一読する価値があります。
『考えるプロが明かす「思考の生活習慣病」克服法』の改題・文庫版
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以前、同著者が執筆した単行本を改題の上、一部加筆・改筆して文庫版にした本です。単行本は既読でしたが(→良い本だったので知人に譲りました)、本書をざっと読んだ限り、内容的には大きな変化はありません。携帯に便利になって廉価になって手に入り易くなったという点は歓迎です。
本書は「思考の生活習慣病」とも言うべき4つの症状(a:思考の放棄、b:思考の依存、c:思考の歪み、d:思考の偏り(※下注))を具体的に指摘します。随所にミニテストが付いていて、自己診断も出来るところがミソですね。そして、そのような習慣病からの脱却方法を具体的に提示します。私は研究所に勤務していますが、創造力が求められる職場であるハズの「研究所」でも、本書で述べられている4つの症例を実際に目にします。(例えば、因果関係と相関関係を混同したり、必要条件/十分条件/必要十分条件を取り違えたりする研究者は実際に存在します) そんな時、本書の内容を思い出しつつ対応するように心がけています。そんな訳で本書は非常に役に立っていますョ。(^-^)v オススメです!
(※)思考の生活習慣病(a:思考の放棄、b:思考の依存、c:思考の歪み、d:思考の偏り)とは、
a:「これだけの情報では無理ですよ」等と口にして、自ら考えることを止めてしまう。
b:「だって、社長が言ってますよ」と人の頭に頼ってしまう。
c: 推論の過程にムラや無理がある。
d: 特定のことについては効果的に推論できるが、ちょっと専門分野からそれると思考力が機能しなくなる。