白妖鬼 (講談社文庫)

講談社 [文庫]
(1996-10)
EAN:9784062633512
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「白妖鬼 (講談社文庫)」のカスタマーレビュー

こんなペットほしいなあ
4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
闇夜に蠢く悪鬼を退治し、人を惑わす怨霊を祓う陰陽師と、人間を殺して喰らう正体不明の物の怪、白妖鬼との対決を描いた伝奇SF。主人公は短編集『鬼』の中の「髑髏鬼」と「絞鬼」で活躍した弓削是雄。この短編集には、五人の陰陽師が主人公として登場したのですが、中でも作者は弓削是雄が気に入ったようで、本作からシリーズ化しています。シリーズ1作目ということもあって、これより後、是雄とともに戦うことになる、予知能力のある蝦夷の子供の淡麻呂、土蜘蛛の生き残りで盗賊の頭の芙蓉丸、成仏できずに鬼となってしまった髑髏鬼などが登場、鬼に立ち向かいます。中でもお気に入りなのが髑髏鬼。お調子者とはいえ鬼、なかなか役に立つ男(?)なのですが、どんな深刻なときにも無駄口を忘れない、そ!んな口が災いしてか、邪魔しているようにしかみえない。鬼とは名ばかりでちっとも恐くない。とてもいい味をだしている。こんなペット、ほしいなあ。
面白かった!
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 「鬼(角川春樹事務所刊)」で登場した「弓削是雄」が主人公の書き下ろし文庫本です。土蜘蛛として虐げられた一族の女総領「芙蓉」や蝦夷の「淡麻呂」、前作「鬼」に登場した髑髏鬼など、登場人物たちが個性的で、是雄との掛け合いの会話も楽しい。

 物語は、地方詰めの陰陽寮の陰陽師たちが次々殺されていき、弓削是雄も命を狙われることから始まります。この奇妙な事件の陰にいったい何があるのか、内裏に居る鬼の正体はいったい何か?・・・とにかく面白くて最初から最後まで一気に読めました。早く次の弓削是雄シリーズが読みたくなる一冊です。

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