「零戦の最期 (講談社プラスアルファ文庫)」のカスタマーレビュー
生き残った私が言わずして誰が言うのか。
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世界的撃墜王坂井三郎。数少ない撃墜王でも負け戦を生き残った撃墜王は更に少ない。彼はその一人だ。ここで「彼」という言葉を使うのも恐れ多い人だと思っている。ただの戦史にとどまらず、その時の描写や心情。そして戦友達の話。行間からは無謀な戦争に駆り出された組織の末端の苦悩がにじみ出ている。そして彼なりのあの戦争の検証。
彼の本を読むとあの頃と今とどれほどの違いがるのだろうと思う。戦争の有無は別にしても組織論、生き方など。ビジネスマンにもこれから社会に出る人にもせめて1冊は是非読んでおいて損のない本です。
生還劇がとりわけすさまじい
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とにかく、この方の多くの著作が後世に残されたことに、感謝と御礼を申し上げたい。反戦とか平和とかを乗り越えた上で、人間として生きていくということがどれほどの困難を有するものかを、いまさらながら反芻する意味で、特にビジネスマンの方には大いにお奨めしたい。
特に、ラバウルでの生還劇の部分(頭部に被弾した後、意識朦朧かつ左半身不随の状態のまま4時間余飛行を続け帰還)は圧巻。すさまじい、人間の生への渇望を見ることができる。
戦争から学ぶこと
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旧日本海軍のエースパイロットであった坂井三郎氏の零戦シリーズの完結編です。あの戦いで命を懸けて戦ったパイロットとしての生き様、戦略亡き戦いへ突き進んだ軍部への憤り、矛盾を暴いています。
靖国問題に端を発する対アジア外交が何かと問題となっている昨今ですが、国家としての罪とこうして戦った兵士に対する評価は別にすべきものと思います。現在の日本は国のために戦った兵士に対する尊敬をなぜもてない国になってしまったのでしょうか。このレビューをみて右翼の意見と思う方は、本書のシリーズ、そして「大空のサムライ」など、どうか坂井氏の著作をお読みいただきたい。坂井氏の言葉が真実を語っています。「みんな若くして死ぬことはなかった。そして残ったものは正当に評価されなかった」