「アジアン・ヒーローズ」のカスタマーレビュー
短編小説として読もう
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
特にフィクションともノンフィクションとも銘打ってないけど、どっちにしても
微妙ですね。話がうまく出来過ぎてる感じがします。各物語に教訓めいたオチがつ
くのだが、最初からここにあわせて構成されてるような不自然さがあります。
文章は軽妙なんだけど、同じ分野の書き手、例えば高野秀行さんなんかに比べる
と地に足が着いてない気がします。
2、30年前の東南アジアのそれも骨董屋という一般に知られていない業界だけ
に真偽の程は定かではないが、私は途中から創作だとわりきって読み進めました。
嘘か本当かなど本来どうでもいいことかもしれませんが、そこで引っ掛かって読む
のが辛かったのです。
みなさんは素直に読んであげてください。
皮肉でなく、この本の帯のコピー『東南アジアで見つけた「自分を主役にする」
生き方!』に共感できる方、東南アジアが三度のメシよりも大好きな方にはそこそ
こ楽しめます。
傲慢
6人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いろいろな生き方がある、というコンセプトで書いた。と、まえがきにある。
そのわりには、多彩ぶりを認めているようには見えない。
貧しくても幸せ、という人に対しては「身の程を知っている」といわんばかりに高みから見下ろしたようにヨシヨシと許してみせ、がむしゃらに頑張るひとには「私の好みではない」と切り捨てて戯画的に描いてみせる。
アジアン・ヒーローズというタイトルに似合わない、たいへん後味の悪い、傲慢な内容であると感じた。
アジアンティックなつわものたちばかりです。
9人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
骨董ハンターとしてアジアを旅した著者が出会った現地のつわものたちとのエピソードです。
著者の「魔境アジアお宝探索記」という本は骨董ハンターとしてアジア諸国の骨董品を求め歩いた探検ものですが、本書ではその視点を変えて、その道中で出会った人々の人物像を捉えうまく描写しています。
著者が出会った人々とは必ずしも友情が芽生えたり友好関係があったものではなく、ステークホルダーとして商売上の相手や行きがかり上の人たちなのです。
そういった人たちに対して、身を挺して聞いたり体験してきた中で、これぞヒーローだと称え関心を持ち親近感を抱いたものだと思います。
従って、これらの登場人物はいずれもユニークであり一般では味わえない濃さがあります。
まだまだ秘境の域を越えない中で、かけひき交渉による商売の絶妙さを交えて、生きるために渡り歩くアジアンティックな姿がヒーローとして見事に映し出されています。
文化の多様性とともに
5人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書「アジアン・ヒーローズ」はアジアの人類文化の多様性を楽しく平易に知らせてくれる。そして人には何が大切かを考えさせる著者ノリキ自身の実体験を書下ろしたものであろう。
久々に読後我をもふりかえさせる本であった。一読をお薦めする。
幸福とは
6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「幸福」とは、追い求めるものではなく、身近に感じることそして生きること
当たり前のことを気ずかせてくれた著者の筆の力量に感服する。
「幸福」とは何かを、それぞれの人生の型を通して世に問うた傑作である。
猫科(沖縄)