2007年、川柳は発祥250年の節目を迎える。
女房の留守も中々おつなもの (柳多留)
まだ寝てる帰ってみればもう寝てる (サラ川)
古川柳とサラ川に時代の隔たりを感じさせない人情の機微が詠まれている。
平成の世相史が現れているものを本書から選んでみた。
個人情報誰もアンタに興味なし 敏感サラリーマン
年金はいらない人が制度決め 元平社員
ダイエット食費以上に金かけて 蓮華
パソコンを怒鳴りつけてる父の声 作者不明
振り込めの手数料さえ振り込めず 小太りおじさん
破れてるジーパン繕い怒られた 優しいおばあちゃん
偽装なしされど傾く我会社 タカちゃん
ウォームビズふところ常にクールビズ 環境財務大臣
人の作品にいいものがないと言っても、さて自分で作ってみても、なかなか満足する句ができない。平凡になったり、嫌味になったりする。読み手に快い笑い・風刺の効いたユーモアを感じさせる名句はなかなかできないと思う。

なかなかいい句も選ばれている
世相の反映か?