「闇権力の執行人」のカスタマーレビュー
日本の外交官は、KGBと協力して不正蓄財をして来た
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−−権力には、必ず闇の部分がある。外務省はもちろんのこと、検察・司法、そしてこの国の政権の中枢には、「闇権力」と呼ぶべきものが存在するのである。そして、その「闇権力の執行人」たちが国家を恣意的に動かし、多くの場合、国益を傷つけているのである。(中略)日本の「闇権力」は、国民の目から完全に隠されている。選挙という国民の審判がなされない人々によって形勢されているからだ。(中略)小泉政権の誕生以降、「闇権力」の肥大化が急速に進んだ。相対的に政治家の力が弱まり、「闇権力の執行人」の力がかつてなく強まっているといえる。(本書56〜57ページより)−−
驚くべき本である。外務省の官僚達が、いかにして不正蓄財を行なって来たかを実名で暴露して居るが、その中には、にわかには信じられない様な事例が含まれて居る。例えば、34ページから39ページで紹介されて居る「ルーブル委員会」と言ふ外務省内部の秘密組織は、この様なシンジケートだったと言ふ。−−モスクワの日本大使館員達が、外交特権を利用して免税で高級車を買ひ、しばらくしてからモスクワのアフリカや中東の外交官にその車を売る。その際に得た大量のルーブルを闇レートでクローネに替えて、ストックホルムの口座に売却代金が振り込まれる。しかも、そのルーブルは、KGBの資金だった(!)と言ふのである。−−こんな人間達が、外交官として、日本の外交を動かして来たと言ふのである。他にも、にわかには信じられない様な話が幾つも実名で述べられて居る。−−全国民必読の本である。
(西岡昌紀・内科医)
何もなければ聞けなかった話し
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私心あるかなきや、我々国民が判断するのはその一点と思われます。外務省の人間が『私心』でやったのか、著者が『私心』でやったのか。著者が逮捕された当時は一方的に著者の『私心』によるものと決め付けられた。この本に書かれていること全てが事実かどうかも我々には検証できる術は持ちません。しかし、一年以上拘置され、結局立証もされず、かつ、再度選挙で国会議員までなった著者の言には説得力があります。まさか、そんなことで嘘はつくまい、と言うバックグラウンドが彼にはできた訳です。
そういったことを頭におきながら読むと外務省なり検察なりの『私心に捉われた』腐敗ざまがひしひしと感じられます。
著者に何もなければ、また、著者が復活しなければ陽の目を見なかった話しが聞け、まさに『本』というものが持つ価値を再度認識しました。
闇権力の部分はぼやけていたが・・・
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本書は鈴木宗男氏が一人間として、日本の将来を憂い、告白したものであろう。個人的感情は入っているにしても、明らかに国民にとっては深刻な問題を突きつけられ感がある。
外務省といえば、エリート。しかし本書で見る限り、クズ、タカリ屋であろう。全ての官僚がそうでないにしろ、本書に出てくる偉い方達は国民の税金で働かせてもらっているという意識はこれっぽっちもないであろう。
日本国の行く末は、サラリーマンから税金を搾り取る消費税増税より、外務省など官僚の会計のトップを民間の経営者に委託した方がよりまともな国になるような気がする。次の総理大臣にはこの点を期待する。
これらの醜態はマスコミがきちんと特別番組を作って報道しては、いかがなものか?しかしながら、やはり官僚にもみ消されそうだが・・・
また闇権力に関しては少しぼやけているように思うが、これは鈴木氏が悪いわけではない。氏はあまりよく知らないというだけであろう。
官僚支配打破こそが改革の本丸!
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『疑惑の総合商社』などと言われてマスコミや外務省によって創られた悪いイメージが日本中に渦巻く中、どう見ても無理やりといったイメージが拭えない検察の『国策捜査』で塀の中に落ちた著者が、その不屈の精神力によって国政の場に見事復活を遂げたことは異論はあろうが賞賛に値する。その著者による日本国の闇権力の言わば「告発本」である。鈴木宗男というある意味で類い稀な政治家でなければ知り得ない話が多く大変興味深く読ませてもらった。いかに官僚(素晴らしい仕事をしている方々も当然多いと思うが)が長い年月、国民を欺き税金の無駄遣いをしてきたか、また、一般の国民との意識レベルの乖離があるかをこの本で多くの国民に知っていただきたい。
小泉政治の腐敗に絶望させられる本
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小泉政権が成立して何年も立ったのに、ライブドアー事件や耐震基準のごまかしなど疑惑が続発し、政界が腐りきっていることは明らかだが、メディアは懐柔されて真相の解明がない。疑惑だらけ小泉について書いた本は、「小泉純一郎と日本の病理」や「泥棒国家の成立」(共に光文社)くらいしか見かけない。そんな中で本書は政治の内部からの告発に満ち、思わずゾッとするほどの迫力があり、無知な国民を啓発してくれる。ただ著者自身が疑惑の噂が高いので、肝心なことを物語っていないように見えて残念に思う。