面白いです。最初こそ論理の飛躍に戸惑ったものの、それは著者が弁解しているように他著を見れば整合性のとれている話なのかもしれません。そこからです、面白いのは。
読み進めていくにつれて、神道を裏でつかさどる八咫烏(やたがらす)とのスリリングなやり取りと、飛鳥昭雄の解説が同時進行して、並みのサスペンス小説より面白いです。さすが「サイエンスエンターテナー」と自称するだけのことはあります。
初めは分からなかった、ひとつひとつのピースが大きな全体像となって結末を迎えるあたりは圧巻ですらあります。誉めすぎでしょうか。そうは思いません。
この本は興味半分で、知識のない無垢な人を騙してお金を盗ろうという本ではありません。想像するに、神道や原始キリスト教についての前提知識がある人ほど、この本に引き込まれざるを得ないように思われます。
近い将来、この本に書かれているような事がもし現実となったならば、日本は想像を絶するような役割を世界に対して果たすことになります。果たしてそのような事があるのでしょうか。それは皆さんが本書を読んで判断してみて下さい。

日本が大きく動く予感
なかなかのエンターテイメント本