初めてこの人の本を買ったのがバリバリゲーマーな表紙だったので(笑)
きっとこの人は櫻井しゅしゅしゅさん系のコメディ作家なんだろうと思っていた。
それがなんとも流麗なしっかりとした絵を描かれる人でびっくりした。
しかもとっても雰囲気があって妙な色気がある。
さほど描写はグロくないのに、仕草や表情にソソられる。巧い。
裏表紙のあらすじの書き方も凝っていて、内容はありがちと云えばありがちなペラい内容なのだが、
一本の長い話なので短編をちまちま読むよりはずっと良かった。
そこそこコメディなので、どこかの映画のパロっぽいとことか、中途半端な時代錯誤とか(笑)
ビミョーに外しているバランス感覚が逆に面白かった。
これが意図したものなら、かなりセンスがいい作家なんだと思う。
それでも純粋に伝えたいことはきちんと描かれていて、今日は銭湯の日とか、お月様しか見てないとか、
なんかいい話だったな、幸せになって欲しいな、と思えるラストだった。
中表紙のオマケ漫画もかなり可笑しかったので、読後にカバーを取ってみることをお勧めします。

面白かった